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#63

黒澤明と三船敏郎~発見!!未公開音声が語る2人の真実~

「世界のクロサワ」、「世界のミフネ」といわれた日本映画史上最強の2人。映画監督・黒澤明と俳優・三船敏郎。数々の名作を生み出しながらも、1965年の16作目となる「赤ひげ」を最後に、なぜ別々の道を歩くことになったのか? 2人の栄光と苦悩を通して、その知られざる真実に迫る。
出会いから70年。新たに黒澤が自らの映画作りについて語った未公開音声が見つかった。リアルな撮影現場の様子からは、映画を愛する黒澤の心情が切々と明かされる。

ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグら名だたる世界の巨匠たちに敬愛され、世界の映画にも大きな影響を与えた黒澤明。黒澤に応え、命がけの過酷な撮影現場を全身全霊で演じきった希有な俳優・三船敏郎。日本映画の黄金期を築き、世界へ“ニッポン”の名を知らしめることになった男たちは、戦後間もない、日本が荒廃していた中で偶然出会った。その衝撃的なエピソード。戦後復興期の急速に変わりゆく時代の中で、日本が元気を取り戻すとともに、〝巨匠“と〝スター“となっていく2人。「七人の侍」から「赤ひげ」まで、名作が生まれた撮影現場の秘話、そして、栄光の中、訪れる別れ。
映画産業が斜陽化し、テレビが台頭する中で、ハリウッド進出をもくろむ世界の黒澤を突然、悲劇が襲う。その時、三船は何を思ったのか…。