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#25

下町情緒溢れる「東京・浅草」で 和・洋・中の名店巡り!
中目黒で寿司フルコースに舌鼓

今回は、世界を代表する日本の観光地と称される東京・浅草で、和・洋・中のそれぞれの名店を訪ねます。浅草は、一度訪れて気に入ると長らく通い続けるお客さんや、まわりの方を連れてまた食べに来てくださるお客さんが多いといいます。古くから地元の人々に親しまれているお店から、口コミで広まり女性が多く訪れる新たなお店まで、それぞれの名店がこだわる逸品の数々を紹介します。


■小柳(和)
1924(大正13)年創業の老舗。数多くの有名な歌舞伎俳優が足しげく通う名店。厳選された国産うなぎを使用し、その身の柔らかさが存分に生かされた絶品のうな重を提供。最初に白焼きにしたうなぎを蒸し焼きにし、創業当時からつぎ足ししているというお店特製のタレにひたして、改めて火にかける。うな重は、松と竹のふたつを提供。今回、土井先生、高樹さんがいただいたのは、鰻重(松)


■Hacco‘S Table(和)
「発酵」をテーマとした和食のお店。「発酵」する事で新しく美味しい和食を生み出すべく東京医科歯科大学の教授をアドバイザーに迎えて、お店をオープンさせた。寿司職人の父を持つというシェフが手掛ける発酵創作料理は、女性を中心に幅広い層から今注目を集めている。お店のおすすめメニューは、様々なスパイスをつけて味わえる5種の野菜からなるぬか漬けのスティック、肩ロース塩麹漬け厚切りポークジンジャー。それぞれの料理や、添えているモノの中に必ず発酵食品が使用されている。


■グリル グランド(洋)
昭和16年創業、家族で切り盛りしてきた老舗。長年お店を支えてきたお父さんの跡を継ぎ、現在は3代目の長男が経営、次男が料理長を務める洋食屋。お店の場所は、浅草寺観音裏で、創業当時は、“花街”として賑わっていたエリア。今回いただいたメニューは、浅草の芸者さんたちが上品に食べられるようにという名残から生み出されたウスカツ。代々お店の人気メニューとして食べられてきたケチャップオムライスと、三代目の息子さんが編み出したデミグラスソースのオムライス。お店自慢のデミグラスソースを使ったビーフシチュー。ウスカツを揚げる際に使っている油は、良質な豚の背脂から丁寧に抽出した自家製のラード。良質なラードで揚げることで、たくさん食べても胃がもたれにくいウスカツが仕上がる。


■ビストロ カトリ(洋)
フランス料理をカジュアルに楽しめる浅草の人気店。シェフは、本場フランスの三ツ星店「ラムロワーズ」、「ルキャ・キャルトン」で4年間の修行した後、ウエスティンホテル東京「ヴィクターズ」料理長に就任。2003年に浅草でこのお店をオープンさせた。また、世界最高峰の料理コンクール、ボキューズドールの日本予選で3位に輝いた実績を持つという。今回いただいた『北道産牛 ホホ肉の 赤ワイン煮込み』は、北海道産の牛肉のホホ肉を赤ワインで、4時間以上かけてじっくり煮込んだとろける一品。焼き野菜は千葉香取市や高知県の有機野菜を厳選し、仕入れているという。『スープドポワソン』は、白身魚のアラでとったブイヤベースに、エビなどの甲殻類を贅沢に使った出汁と合わせた逸品。


■馥香(フーシャン/中)
シェフは、台湾の超名門「馥園(フーイェン)」で修業し、料理長にまで登り詰めた中華の達人。都内の中国料理の名店「壷中天」の料理長を務め、2004年に、オーナーシェフとして「馥香」をオープン。50年以上にわたって培った確かな目と舌と手で、実際に中国まで足を運び、上質な素材だけを厳選する、こだわりの名店。お店自慢の逸品は、注文を受けてから作り上げる一本麺。塩は使用せず、水のみで麺の生地を作る。気温によって加える水の量を変え、練る工程、寝かせる工程をじっくり時間をかけ何度も行うという。


■土井善晴×雑誌「家庭画報」 鮨つぼみ(すし/東京・中目黒)
ミシュラン三ツ星を7年連続獲得している六本木の名店「鮨さいとう」がプロデュースした中目黒の寿司屋。さいとうで修行を積んできた料理長と、若き職人たちで営むお店。8品のお料理と、13品の握り(おまかせコース)をいただきました。家庭画報中澤さん推薦のプリンのような玉子は、じっくりかき混ぜた卵を何度もこし、きめ細かな状態にした後に、上下から炭火で熱を均等に全体に加えることで仕上げる。

「家庭画報おすすめの名店」お店の詳しい紹介はこちら
家庭画報.com :https://www.kateigaho.com/food/report/32666/