番組表

広告

バックナンバー

遥かなる深海大冒険10 東北沖を大調査~最先端ロボット×大群クモヒトデ~

密着6年!ジャムステックが東北沖の深海で挑む国家プロジェクト調査
この夏 敢行された3週間の長期航海に番組カメラが乗船同行取材
世界的水中写真家・中村征夫さんが案内役となり、地球最後のフロンティア“深海”の世界を探求するシリーズ第10弾。
今年6月、世界に誇る海洋研究所「海洋研究開発機構(通称JAMSTEC)」が、実に3週間にわたる深海調査を敢行。約6年前から本格的に行われている東北沖・深海の生き物調査を行いました。番組は、この東北沖の調査を6年間にわたり密着しています。そこは海産物の宝庫・日本が誇る豊穣の海…ここに暮らす生命力あふれる深海生物の姿とともに、研究者の熱き想いに、番組カメラは寄り添い続けてきたのです。
最先端の設備を駆使しての調査の様子は迫力満点!深海調査の舞台裏を、余すところなくお届けします!

 


◆東北沖で出会った“摩訶不思議な深海生物”を一挙紹介・徹底解説
3週間にわたる航海の間、ロボットを深海に潜らせ続けたジャムステックの研究チーム。
最先端ロボットのカメラが映し出したのは、摩訶不思議な深海生物の数々。奇妙な仕草まで、詳細に撮影することに成功しました。ロボットのライトがまぶしかったのか、とある生物の動きに研究者も思わず、「えぇー!かわいい!」と感嘆の声をあげました。
「アバチャン」と研究者に呼ばれていたのは、深海では珍しい派手な模様の深海魚。
さらに、食べ物が少ない深海における『弱肉強食』貴重な捕食シーンにも遭遇しました。
そして、研究者たちが感動したのは、何と言っても、震災・津波を乗り越えて再生する自然の強さでした。
今回撮影した生き物の生態を、航海のリーダーを務めた、深海生物研究の第一人者・土田真二博士が徹底解説!不思議な現象や行動の数々を紐解きます。

◆たくさんの貴重な深海生物の捕獲に成功!奇妙な生態に迫る!
今回調査で使用した最先端のロボット2台には、いずれも「スラ―プガン」と呼ばれる“水中掃除機”やロボットアームが完備されています。
この装置を駆使できるからこそ、「深海生物」を海底から採取することが可能になります。映像で見るだけでは分からない生態を、採取することでより詳しく分析することが出来るようになるので、生物学者たちにとっては貴重な研究材料です。
しかし、水中掃除機で吸い込もうと近寄ると…敵もさるもの!うまくすり抜け、狙った生物に逃げられてしまいます。中には、吸い込もうとしたら、海底に潜って隠れてしまう生物も!
採取したい研究者と逃げる生物たちの攻防戦…ここでも、深海生物の摩訶不思議な生態を目の当たりするすることが出来ました。

◆東北で行われる国家プロジェクトの壮大な目的とは―
「東北沖」で長年にわたり、ジャムステックチームが続けてきた深海調査は、文部科学省主導による、一大国家プロジェクトの一端。その名も「東北マリンサイエンス拠点形成事業」
目的は、東北で漁業を永久的に行うことができるようにするためのデータを集めること。
魚の分布や数などを把握することで、それを体系化し、漁業者たちに役立つ情報を提供しようという壮大な試みなのです。

◆中村征夫さんが撮影した“東北の海”とは!?
日本のみならず世界中の海に潜り続けてきた、世界的水中写真家・中村征夫さん。
秋田県出身ということもあり、「東北の海」はとても身近で親しみを感じる海の一つだと
言います。震災前から「東北の海」に潜り続けてきた中村さんが、自身のコレクションの中から選んでくれた一押しの映像も紹介します!

©JAMSTEC

©JAMSTEC

©JAMSTEC

©JAMSTEC