はじめてのクラシック2011~努力の天才 ドヴォルザーク~

番組概要

日本の子どもたちに、本物のクラシック音楽と出会う機会を与えたい

海外では子どもからお年寄りまでクラシック音楽を楽しむ習慣があるという。日本にもコンサートホールは数多くあるものの、訪れるのはほとんどが中高年の大人。この現状に立ち上がったのが、日本を代表する作曲家・三枝成彰氏だ。
“日本の子どもたちに、本物のクラシック音楽と出会う機会を与えたい―”
そこで三枝氏が企画したのが、「はじめてのクラシック」と題した音楽会。毎年テーマを1人の作曲家にしぼり、絶妙の選曲で観客をひきつけてきた。
5回目を迎える今年は「新世界より」で有名なドヴォルザーク! チェコの一般家庭に生まれ、長い下積み時代を経て膨大な曲数を書き残した“努力の天才”である。
コンサート当日は、クラシック音楽の素晴らしさと、努力の大切さを三枝氏自身が解説。指揮者の気迫と演奏者の息づかい、楽器の響き、会場の興奮―。感動の名演を、迫力の映像と5.1サラウンドステレオでお送りする。
“本物の音楽会”が、幕を開ける。

放送内容

作曲家・三枝成彰氏の呼びかけで始まった「はじめてのクラシック ~中学生・高校生のために~」。2007年に第一回目が行われ、大成功をおさめた画期的なコンサートである。入場料も通常より低く設定、曲間には三枝氏による解説が行われるなど、クラシック初心者からファンまで、誰もが楽しめる内容となっている。
そんな三枝氏の活動に共感し、コンサートに参加するのは“炎のコンダクター”小林研一郎。そしてチェロには、華々しい受賞歴と確かな実力を持つ宮田大を招く。管弦楽は精妙なアンサンブルに定評のある東京交響楽団。
ドヴォルザークを一躍有名にした「スラヴ舞曲」、チェロのソロから目が離せない「チェロ協奏曲」、堂々たる旋律に魅了される「新世界より」を演奏する。

【出演】
■CAST
案内役:三枝成彰(作曲家)
指 揮:小林研一郎
チェロ:宮田大
管弦楽:東京交響楽団

■曲目
スラヴ舞曲 ハ長調 作品46-1
スラヴ舞曲 ホ短調 作品72-2
チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」

■STAFF
制作:BS朝日/テレビ朝日/ViViA