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韓国ドラマの間接広告とは?

韓国ドラマを見ていると、登場人物たちがある特定の食べ物を毎回のように食べたり、主人公がアルバイトしているという設定で、特定の店舗でのシーンがひんぱんに映し出されることがあります。これは、作品内に特定会社の商品を小道具として意図的に登場させる間接広告であり、韓国ではPPL(プロダクトプレイスメントの略)と呼ばれています。日本の韓国ドラマファンの方々の中にも「〇〇がアルバイトをしていたレストランに行ってみたい」「〇〇が愛用していたリップを買いたい」と思って韓国まで出向き、ロケ地めぐりをしたり、ゆかりの商品を買ったことがある人も多いのではないでしょうか? このようにとても影響力が大きいゆえに、韓国ドラマにはPPLがひんぱんに登場します。しかし、最近はストーリーの流れに関係なくPPLを入れてドラマの展開に水を差したり、あまりに露骨に宣伝だとわかるシーンが多くなり、視聴者から批判されることも少なくありません。また、あまりに露骨な場合は放送通信審議委員会から行政指導が入ることもあります。そんな中で、良いPPLの一例として挙げられているのが、ドラマ「キルミー・ヒールミー」のワンシーン。チソン扮する主人公ドヒョンが女子高生ヨナの人格になったときにつけたリップが注目を集め、あちらこちらで品切れになったそうです。ほんの数秒のシーンでありながらも、絶大な効果を見せたリップには「ヨナティントント(実際の商品名はコスメブランドHERAのシェイホリックポップティント)」との愛称がつけられて大人気に。
 一方、韓国ドラマにPPLが多い理由は、韓国では中間広告が禁じられていることがあるようです。中間広告とは番組の合間に15分ごとに流れる広告のことで、韓国では番組の前後にだけCMが認められ、番組の間に入るのは禁じられています。ドラマの製作費を得るにはスポンサー企業が必要なため、さりげなく商品を入れたり、過去には主人公の名前をスポンサー企業の名前にするなんてこともありました。このような事情を知りつつ、PPLに注目してドラマを見てみるのもおもしろいかもしれませんね。