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私の心は花の雨

日韓で違う“花の雨”の意味

「私の心は花の雨」の“花の雨”という単語。日本ではあまりなじみのない言葉ですが、大辞林・第三版には“桜の花に降る雨。桜の咲く頃に降る雨”という意味だと記されています。一方、韓国では“雨のように降り注ぐ花びら”という意味で使われ、特に桜の花びらが舞う風景を表現するときに使われることが多いようです。同じ言葉でも、ほぼ逆の意味に使わているのが面白いですね。韓国でいうところの“花の雨”の象徴的なシーンといえば、第21話でのコンニムとソノの初デートでしょう。幸せそうな2人のうえに満開の桜が降り注ぐ光景がとても美しかったですね。ドラマのタイトルに“花の雨”が使われたのには、もちろんヒロインの名前がコンニム(漢字で表記すると花様)であることも関係しているでしょうが、放送終了後に、オ・スソン監督が明かしたビハインドストーリーによると、脚本家たちと一緒にビールを飲みながらタイトルを決めていたら、その中に詩を好きな人がいて、チョン・チェボンという詩人の「私の心の手綱」という詩を推薦されたところ、監督が「コピ(手綱)」を「コッピ(花の雨)」と聞き間違えたことからついたのだそう。結果的には、かわいらしくもせつない感じの響きがドラマの雰囲気にぴったりマッチしたタイトルになっていますよね。