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米朝首脳会談を機に、南北分断を素材にしたドラマを見てみよう(その1)

ドラマ「ドクター異邦人」(C)SBS

6月12日、シンガポールにて歴史上初めてとなる「米朝首脳会談」が行われ、日本でもそのニュースは連日話題となりました。北朝鮮と分断された韓国でも大きな注目を集めたのは言うまでもありません。そこで、今回は南北分断を素材にしたドラマをご紹介したいと思います。

対立しなければいけない分断国家の苦しみを描く壮大なスケールのドラマ「白夜」 
北朝鮮工作員による官邸襲撃未遂事件によって父親を失ったギョンビン(イ・ビョンホン)とテッヒョン(チェ・ミンス)。やがてギョンビンは韓国中央情報局(KCIA)の秘密情報部員に、テッヒョンは北朝鮮情報局の特殊工作員となり、因縁の対決を繰り広げます。韓国と北朝鮮の現代史がわかります。

実存の人物たちをモデルに韓国の混乱期を描いた超骨太作品「ソウル1945」
日本統治からの解放から朝鮮戦争に至るまでの朝鮮半島激動の時代を、実話に基づいて描いた超骨太の作品。登場人物も、解放から建国までの混乱期に韓国社会の一大スキャンダルとなった「キム・スイムスパイ事件」に関係した人物たちであるとされています。そもそもなぜ朝鮮半島が分断国家となったのかがわかる非常に興味深い作品で、2006年の作品ですが、今でも高い評価を受けています。

朝鮮戦争の中ですれ違う3人の男女のラブストーリー「ロードナンバーワン」
朝鮮戦争60年を迎えた2010年に制作されたドラマ。タイトルは南北朝鮮を縦断する「国道1号線」のことで、朝鮮戦争の真っただ中の韓国ですれ違う男女3人の哀しきラブストーリーを描いています。

戦場での兵士たちの友情と絆を描いた「戦友 ~レジェンド・オブ・パトリオット~」
朝鮮戦争のさなか、韓国軍の一等下士イ・ヒョンジュン(チェ・スジョン)が率いる第2小隊1分隊を中心に、戦場での友情と絆を描いたヒューマンドラマ。「ロードナンバーワン」とほぼ同時期に放送されて話題を集めました。「ロードナンバーワン」が女性向け、こちらが男性向けという感じでしょうか。

南北の政治の陰謀に巻き込まれた若き医師のドラマ「ドクター異邦人」
物語は第2の朝鮮戦争が勃発する寸前の1994年という設定。北朝鮮の最高指導者の手術を成功させれば戦争が回避できるとあって、韓国の最高の心臓外科医パク・チョルが派遣される。手術は成功するもパク・チョルは帰国を許されず、幼い息子フンと共に北朝鮮人民として生きることになる。やがて父の指導の下で立派な医師になったフンは、初恋の人を探すために韓国に戻るが…。南北の政治の陰謀に巻き込まれた4人の男女のメディカルドラマ。仮想の物語ですが、南北の関係と医療を結び付けたストーリーが新鮮です。