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まぶしくて ―私たちの輝く時間―

繊細な演技が高評価。本作で躍進を遂げたナム・ジュヒョク

「まぶしくてー私たちの輝く時間ー」は二人のヘジャ役の女優だけでなく、彼女たちと関わる青年ジュナに扮したナム・ジュヒョクにも注目です。不幸な出来事が重なって目指していた記者になれず、老人を相手に詐欺まがいの仕事をしながら希望のない日々を生きるジュナを見事に演じました。死んだ魚のような目をした彼の中に、それまでのドラマで見せてきた、かっこいいスターの面影はありません。祖母を亡くしたジュナが近所の食堂を訪れて、ひとり焼酎をあおる、やつれた姿には胸がふさがれる思いになります。
 1994年生まれのナム・ジュヒョクは、プロバスケ選手の夢をケガにより断念した後、187cmの長身を生かしてモデルとなって活躍しました。2014年に俳優へと転身すると一作ごとに注目されて、2年後の「恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ〜」で早くも単独主演を務めるまでに成長。インスタグラムの現在のフォロワー数が1533万人という驚きの数字から、人気の高さがうかがえます。そして人気だけでなく、この作品によって演技面でも高く評価され、大きく飛躍を遂げました。
 ちょうどドラマ撮影中だった2018年秋、来日した彼にインタビューした際、「幸せすぎる現場で、毎日感動しながら撮影しています。キム・ヘジャ先輩という、すごい方と共演していることが光栄です」と、心から嬉しそうに語っていたのが印象に残っています。そして、「パート2ができたらいいな」とも話していました。ナム・ジュヒョクが言うように、もし続編が作られたらどんな内容に……? そんな想像を巡らせてみても面白そうです。