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ディア・マイ・フレンズ

清々しいほどの自立心。毅然とした姿に勇気をもらえる。

シニア女性の様々な人生を描く「ディア・マイ・フレンズ」は、登場するすべての女性たちが皆、問題を抱えながらもカッコよく生きているのが印象的です。不倫した夫に去られ傷ついた過去をもつナンヒは63歳。チャンポン屋を必死に営みながら一人で子供たちを養ってきました。行列のできる人気店の社長となった今も、先頭に立って店を切り盛りする姿が頼もしく映ります。

そんなナンヒより9歳年上のヒジャは夫の死後に認知症を発症し、子供に負担をかけずに過ごそうと決心。何でも自分で解決しようとする姿勢は危なっかしく、思わぬ事態も引き起こしたりもしますが、毅然とした生き方はなかなか真似のできるものではありません。ヒジャと同い年の親友ジョンアは、働く娘を助け家事を担うことで収入を得ています。そうした日々のなかで、長年自分を苦しめてきたモラハラ夫に離婚を宣言。70歳過ぎて一人暮らしを始める独立心旺盛な人物です。彼女たちだけでなく、ナンヒの同級生で女優のヨンウォンと、カフェを経営するチュンナムも時には深い孤独を味わいながら、ずっと一人の生活を送ってきたのです。

夫や子供のあるなしや、経済的に恵まれているかどうかといったことなどには関係なく、5人はしっかりした意思を持ち、人に甘えることなく生きています。それぞれ境遇は違いますが、彼女たちに共通しているのは、いずれも自立した精神の持ち主だということ。その清々しい生き様を見ていると、人間いくつになっても素敵に人生を送ることができるんだなと、勇気づけられます。