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検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~

食べたり飲んだり…地方検事のリアルライフを覗き見!? 原作者は元検事!

 検事が主人公だけれど、法廷での丁々発止のやり取りが描かれるわけではない「検事ラプソディ~僕と彼女の愛すべき日々~」。地方の検察に勤務する検事たちの仕事ぶりとともに、退庁後や休日の彼らの生活なども丁寧に綴られるヒューマンドラマです。土地の権力者の不正といった政治が絡んだ事件も出てきますが、彼らの扱う案件は友人同士の借金問題、学校でのいじめ、家庭内暴力といった日常的なものがほとんど。
 
 毎回登場する彼らの食事シーンも、ドラマをリアルに感じさせる要素の一つ。主人公ソヌンの所属する刑事課の面々は毎日一緒にランチに出かけ、夜には三々五々、路地裏の居酒屋に集まります。土地の名物である牡蠣料理をはじめ、アナゴ汁やイカの刺身などの新鮮な海の幸から、ジャージャー麵とちゃんぽんをハーフ&ハーフで楽しめるチャンジャ麵、プデチゲのような定番料理まで、どれも美味しそうな料理の数々がしっかり映し出され、グルメドラマとしても楽しめます。
 
 ソヌンたちは事件の捜査をしても、派手な活躍を見せるわけではありません。原作は元検事のベストセラーエッセイということなので、これこそがきっとリアルな地方検事の生活なのでしょう。劇中登場するジニョン市は架空の地方都市ですが、実際に撮影されたのは釜山に近い統営(トンヨン)市。のんびりした雰囲気の海辺の町で、ソヌンたちと一緒になって事件の行く末に気を揉み、彼らの私生活に興味を引かれ、いつしか知り合いの毎日を間近で見ているような気になってくる、そんな不思議な魅力があるドラマです。