BS朝日

バックナンバー

私を愛したスパイ

怪しい夫たちと愛と疑惑の駆け引き! 波乱のロマンチックコメディ

 もし、愛する夫に妻には言えない秘密があったとしたら? 「私を愛したスパイ」はそんな関係に陥ってしまった3人の男女の愛を、笑いとスリルいっぱいに描き出したロマンチックコメディです。ヒロインのアルムは、最初の夫ジフンとスピード離婚、その後に出会ったデリックと再婚しますが、ジフンと再会したことである真実と向き合うことになります。
 
 実はジフンとデリックにはそれぞれ、インターポールの秘密要員、産業スパイという裏の顔があり、物語はスリリングなスパイ戦へと突入していくのです。
 
 脚本は、政治サスペンス『KCIA 南山の部長たち』や『密偵』などのヒット作を手掛けた映画畑のイ・ジミンで、インターポール、CIA、スパイ組織が絡む政治的な攻防を軸にしながら、夫婦間で繰り広げられる愛と疑惑の駆け引きをバランスよく盛り込んで、ハラハラドキドキのロマンスに仕上げています。
 
 一見するとありえない設定ですが、そこに描かれている夫婦間の日常でのやりとりは、十分共感できるものになっています。家を空けてばかりのジフンに「そばにいてほしい時にいてくれない!」と不満を爆発させるアルム。こんな状況は家庭ではよくある光景ではないでしょうか? 一方、現夫のデリックは仕事も妻への愛情も完璧なのですが、ある殺人事件をきっかけにアルムの心に疑念が湧き上がり、夫を探り始めることに…。
 
 信じるふりをしてだましたり、相手を想って嘘をついたり、まるでスパイ戦のように繰り広げられる夫婦の愛情模様が本作の面白さと言えるでしょう。果たしてアルムが信じるべき愛はどこにあるのか? ハラハラのラブサスペンスに引き込まれます。