難病治療最前線 ~明日をみつめて IBD患者の物語~

難病治療最前線 ~明日をみつめて IBD患者の物語~

番組概要

IBDという難病をご存じだろうか?
近年、若い人の発症を中心に患者数が増えてきている病気である。
この番組では、難病IBDと向き合い前向きに生きる患者達の日常生活を追った。

IBD(炎症性腸疾患)とは、潰瘍性大腸炎とクローン病の二つの病気を指し、腹痛や下痢を繰り返すほか、発熱、倦怠感などの症状がある。この病気に対する社会の認知不足や周囲の理解不足によって困難な日常生活や社会生活を送っている患者は多い。
 高校生の時に発症して以来、繰り返す症状とその治療のために青春時代を過ごさざるを得なかったが、同じIBD患者である男性と結婚し、現在、フィットネス・インストラクターとして活躍する患者。
 そして、同じく病気に苦しみながらも、IBDに理解ある男性と結婚。今春、出産をしてからも、大学院で難病や障害を抱えた人たちにとって優しい社会の実現に向けた研究をしている患者を追った。
 治療では、症状を落ち着かせ日常生活を普通に過ごせることが目標とされており、番組では、生物学的製剤などの薬物療法、検査方法など治療の最前線も紹介する。
 患者とその家族はもちろん、この病気を知らない人たちに向けて、明日をみつめて前向きに生きる患者の日常生活に込められたメッセージを伝えていく。