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#338

向井理(俳優)

ゲスト×インタビュアー
向井理(俳優)×浜田敬子(ビジネスインサイダー日本版統括編集長)

1982年、神奈川県横浜市生まれ。そのデビューは、24歳と意外にも遅い。デビュー前年にスカウトされるまで、芸能界には興味がなかったという。
明治大学農学部では遺伝子工学を専攻し、研究に明け暮れる日々。国際動物遺伝学会議に論文を提出し、ベストポスターアワードを受賞するなど、研究者としての成果をあげていった向井だが、就職したのは研究職とは無縁の飲食店だった。バーテンダーとしてカウンターに立っていたという向井の、決断の背景にあった思いとは?
芸能界入りのきっかけは、街で声をかけられて撮影されたスナップ写真が雑誌に掲載されたこと。それを見た芸能プロダクションからスカウトされたのだという。興味のなかった俳優の道を選んだ理由とは?
デビュー当初はオーディションにことごとく落ちるなど、仕事のない日々が続く。しかし、持ち前の探求精神と負けん気の強さで次第に頭角を現し、徐々に主要な役に抜てきされていく。そして2010年、NHK連続ドラマ小説「ゲゲゲの女房」で漫画家・水木しげる役を熱演。エランドール賞新人賞を受賞するなど、名実ともに同世代のトップを走る俳優の一人となった。しかし、その裏では「水木しげる」という大きな存在を演じるプレッシャーから、役作りに悩む日々を送っていたのだという。この時の心境を赤裸々に語る。
向井を語るうえではずせないのが、“第二の故郷”カンボジアとの関係。向井は2011年、日本・カンボジア親善大使に任命され、メディアでの発信や両国の交流促進イベントへの参加など、日本とカンボジアの“懸け橋”となってきた。向井とカンボジアの出会いは、ドキュメンタリー番組で、地雷原に畑をつくろうとしている家族の手伝いをしたこと。その体験から大きな衝撃を受け、価値観が変わったという。この経験が、向井の俳優人生に及ぼした影響とは?
6月24日より公開の映画「いつまた、君と ~何日君再来~」は、戦後の混乱期に貧しくも明るく生きる家族の姿を描く物語。向井の実の祖母の手記が原作となっている。俳優という立場だけでなく、企画として携わり、映画化のために奔走した。7年の歳月をかけて実現した念願の作品への思いとは? 向井を突き動かしたものは何だったのか? そして、映画を通し伝えたかったメッセージとは?
インタビュアーは、ビジネスインサイダー日本版統括編集長の浜田敬子。長年編集者として、世界と渡り合ってきた浜田は、俳優・向井理のどのような素顔を引き出していくのか?