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#349

高島礼子(女優)

ゲスト×インタビュアー
高島礼子(女優)×ヤン ヨンヒ(映画監督)

「子どもが文房具以外、何に金がいるのだ」とお小遣いすらなかったというほど、厳格な大学教授の父に育てられた。その厳しさは、「今も自宅で横になってくつろげない」というほど。しかし高校を卒業する時、そんな父の思いに反発し、大学進学ではなく就職の道を選んだ。
そんな中、OL生活を送っていた高島に、運命の日が訪れる。“人生最大の悲しみ”と振り返る母の死…。亡くなった母に代わり家事をするため会社を辞めるも、そこから彼女の運命の歯車が動き出していく。
その後、車好きが高じて、レーサーの道へ。レースでは、コーナーを曲がり切れずゴロゴロと転がることも。また、レースへの出場は出費がかさむため、バブル期の高額なギャラにひかれてレースクイーンの仕事も始めた。このころ、周囲から芸能事務所に所属するよう勧められ、間もなくしてつかんだCMへの初出演が、高島の運命を大きく変えた。放送を見た俳優・松平健が「暴れん坊将軍シリーズ」への出演を打診してきたのだ。演技の経験ゼロの駆け出し女優の大抜てき、さらに役どころはお庭番。アクションや殺陣もこなさなければならず、刀を触ったこともなかった高島に松平が演技指導をしてくれた。しかしこの時、周囲は凍りついていたという。その驚きの理由とは?
女優として着実にキャリアを積んでいく高島のもとに、ある映画の主演オファーがくる。その台本には「全裸の濡れ場がある」と書かれていた。さすがに父には秘密にできないと事前に相談した高島に、父が放った意外な言葉とは?
現在、NHKで放送されている「精霊の守り人シリーズ」。その中で、呪術師トロガイを演じている。年齢不詳の老婆を演じるにあたっては、顔に特殊メークを施しているが、あまりの変わりように「誰が演じているかわからない」という視聴者からの意見が続出、「あれが高島礼子!?」と世間を驚かせた。誰だかわからないほどのメークをしてまで、なぜこの作品に挑んだのか?
デビューから28年…極道の妻、捜査一課長、弁護士、医師…と幅広い役を演じてきた高島。振り返ればその女優人生は常に運命のいたずらに翻弄(ほんろう)され、多くの人々に支えられてきた。さまざまな困難を乗り越え、なおも女優として舞台に立ち続ける根本にあるものとは? 大女優・高島礼子の知られざる半生に、同世代を生きてきた映画監督ヤン ヨンヒが鋭く迫る!