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#222

大杉漣 (俳優)

ゲスト×インタビュアー
大杉漣 (俳優)× 舘野晴彦(編集者)

俳優・大杉漣。
1951年、徳島県小松市生まれ。男だけの4人兄弟の末っ子。父は、京都大学を主席で卒業した教育者だったが、自由奔放に育てられた大杉は野山を駆け回るわんぱくな少年だった。高校卒業後は、大学進学のため、上京。住んだのは、当時からライブハウスなどが点在していた、吉祥寺だった。学校へは行かず、好きなギターと音楽を聴きながらダラダラ過ごす日々…。やがて、大学も中退するが、それでもなお定職にも就かず、日雇いのアルバイトをしながらのその日暮らしの生活を送っていた。
そのころ、たまたま目にした劇作家・太田省吾の文章に感銘を受け、そのまま劇団に入団。それから、約15年間、舞台俳優として演劇にのめり込んだ。
一方、プライベートでは、結婚後1男1女をもうけ、一家の大黒柱に。しかし、劇団の収入だけでは到底生活できないため、大杉の代わりに、妻は昼夜仕事を掛け持ちして家計を助けた。
37歳の時、突然劇団が解散。食べていくため、当時隆盛だったVシネマに数多く出演するも、まだまだ無名の俳優からはい上がれずにいた。そんな、大杉に大きな転機が訪れたのは、ちょうど40歳になった年。当時、数多くの話題作を手がける北野武監督作品に、出演できるチャンスが訪れたのだ。今や北野映画の”常連”の大杉だが、いかにしてその座をつかむことができたのか? 大杉が体感した、北野監督の独特な演出とは!?
インタビューの舞台は、東京都武蔵野市にあるカフェ。上京間もない大杉の思い出が詰まったこの場所で、日本を代表する名脇役の波乱の人生が解き明かされる!