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#439

浅田美代子(女優)

ゲスト×インタビュアー
浅田美代子(女優)×舘野晴彦(編集者)

1956年 東京都港区出身。実家は自動車修理工場で両親と弟の4人家族。
高校2年生の時、スカウトをされて芸能界に入るが、両親は芸能界入りに反対したそうだ。受からなかったら芸能界を諦める条件で受けたのが、ドラマ「時間ですよ」のオーディション。応募者2万5千人の中から選ばれ、高校を自主退学。
その退学には意外なエピソードが…。

1973年ドラマ「時間ですよ」でデビュー。演技の経験のない浅田は「時間ですよ」の演出家久世光彦から、当時、容赦ない演技指導を受ける。時には灰皿が飛んでくることも。そして、このドラマでやがて長年共に過ごすことになる樹木希林とも出会う。

デビュー曲「赤い風船」は80万枚を売り上げるヒット曲になり、アイドル歌手としても脚光を浴びる。しかし歌手活動には抵抗があったと当時を語る。今だから言えるアイドル歌手時代の苦悩とは…。
1977年21歳の若さで電撃結婚。しかし、6年後に芸能活動を再開するが、順調には復帰できず、親から借金もしていたという当時の心境を告白。

転機になったのは、バラティ番組への出演だった。「さんまのスーパーからくりTV」に出演し、天然キャラで注目される。天然キャラの爆笑エピソードの数々。
1996年、映画「釣りバカ日誌」に出演。2009年の最終作まで主人公の愛妻を演じハマリ役となった。意外にも、映画の途中から参加し、2代目愛妻役を演じるというプレッシャーに悩まされたという。

デビューから45年にわたり親交があったのが女優 樹木希林。食事はもちろん海外旅行にも2人で出かけるほどの間柄。浅田は樹木希林とともにいることで多くのことを学んだという。親友であり母親のような存在の樹木希林の自然体の生き方、教わった忘れられない言葉とは…。

公開中の映画「エリカ38」は樹木希林が「浅田の代表作になってほしい」と初めて企画した作品。実際に起きた詐欺事件をモチーフに浅田は主人公の女性詐欺師役を演じている。年齢を詐称し10億円にものぼる投資詐欺を行った女をノーメイク、ラブシーンと体当たりで演じている。新境地の演技を魅せる浅田が、映画を遺してくれた樹木希林への感謝を語る。