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#482

行定 勲(映画監督)

ゲスト×インタビュアー
行定 勲(映画監督)× 石原正康(編集者)

新型コロナの影響で映画館は閉ざされてしまう。行定自身も2本の新作映画が控えていたが延期に。その後、7月に公開された「劇場」は劇場公開とともにネットにて全世界配信された。「映画は映画館でみるもの」と語る行定が配信を決意した理由を語る。また、緊急事態宣言中にリモート映画「きょうのできごと a day in the home」を発表、企画から2週間で完成させてユーチューブで期間限定配信。さらに第2弾「いまだったら言える気がする」を制作。リモート映画を制作したキッカケ語った。そこには映画が持つ力を信じる姿があった。

1968年 熊本県に生まれる。映画との出会いは10歳の時、黒澤明監督の「影武者」の撮影現場を見学した。そこはまるで戦場のようだったという。
やがて完成した「影武者」を映画館で見た行定が抱いた感情とは…。
上京後、専門学校で映像の基礎を学び、テレビドラマで助監督として働く。助監督の先輩には香川照之がいたという。当時、嫌みしかなかったという香川との思い出を語った。そして林海象監督のもとで学んだ映画との向き合い方とは?

2001年 在日韓国人の高校生の青春を描いた「GO」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。行定は一躍脚光をあびることに。「GO」の監督を引き受けた背景にはある友人の存在が…。映画監督として今も表現を続けられている理由とは…その思いを語る。

2020年9月 新作映画「窮鼠はチーズの夢を見る」が劇場公開を予定。行定は揺れ動く2人の男性の切なくも狂おしい愛を大胆に描いた。数々のラブストーリーを制作してきた行定が初めて同性愛を描いた。実は、この映画が今まで制作した中で一番のラブストーリーなのだと言う。その訳とは?

インタビュアーは、編集者 石原正康