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#490

神田伯山(講談師)

ゲスト×インタビュアー
神田伯山(講談師)× 矢島悠子(テレビ朝日アナウンサー)

神田伯山、本名・古舘克彦。1983年、東京豊島区の生まれ。中学・高校は、イケてないグループだったという。芸人に憧れたのは高校時代。ラジオで聞いた落語に、
心を奪われた。憧れたのは、落語家・立川談志。その高座を初めて見た時、「本当に、名人っているんだ…」と思ったそう。落語に惹かれた若者が、なぜ講談の道へ進んだのか。大学の4年間、多くの寄席や舞台を見て、自分が好きなものを探したという。

伯山の語りの才能は、ラジオやテレビなど、様々なメディアで花開いている。ラジオ番組での、ユーモアに裏打ちされた毒舌に魅せられたファンも数多い。伯山が講談の世界に飛び込んだのは24歳の時。前座時代、10人に満たない客を前にする、若き日の伯山の映像が。「パルコが埋まる日がくるのか」。未来への期待と不安を語る伯山の姿は貴重だ。

弟子入りしたのは、人間国宝、講談師・神田松鯉(しょうり)。人格者として知られる、心優しい師匠だ。 入門前には姉弟子のブログをチェック、師匠を調べたそう。
怖がりで、石橋を叩いて渡るタイプだという素顔も。そして、師匠松鯉への思いも、包み隠さず語ってくれた。さらに、愛妻家で子供を愛する夫の顔も…。

基本的にメディアへの露出は「講談を広く知ってもらうため」と言い切る神田伯山。
今年からYouTubeチャンネルを開設し、さらに講談をアピールし始めた。高座や楽屋の風景を通して、講談はもちろん、寄席演芸の世界の魅力を配信し、瞬く間に人気チャンネルに。その結果、優れた映像作品に送られる「ギャラクシー賞」を受賞した。
「講談界のスポークスマン」が思い描く、講談の未来について語ってくれた。
インタビュアーは、テレビ朝日アナウンサー矢島悠子

伯山が番組のために、講談を特別に披露。「文化白波 いかけ松」。江戸、文化年間の盗賊として歌舞伎や講談に登場する「いかけ松」。いかけ屋松五郎の生い立ちから、悪に走る決意をするまでの物語。江戸の情景と、世の中の理不尽さに憤る松五郎の姿を熱演する。これは間違いなく必見だ。