青年海外協力隊50周年記念番組 日本と世界を繋いだ手紙物語

青年海外協力隊50周年記念番組 日本と世界を繋いだ手紙物語

お知らせ

【放送日時】
2015年12月28日(月) よる7:00~8:00放送

番組概要

現代の「手紙」と言えばスマートフォンやパソコンでのメールかもしれません。
変わらないのは、特別な思いが込められた1通が存在するということ。
あなたには、人生の中で忘れられない〝大切な手紙〟がありますか?
これはボランティアとして海を渡った主人公たちが、
世界中の人々と出会い、手にした〝手紙を巡る物語〟

1965年…ラオスへ旅立った5人の若者たちがいました。
それが戦後、国際社会に復帰した日本における海外ボランティア「青年海外協力隊」の始まり。
以降、4万8千人以上のボランティアが、世界96か国に旅立っていきました。
それぞれのボランティアが…それぞれの国で手にしてきたのは、人生の中で忘れられない宝物となる1通の手紙でした。
この番組は、日本と世界の懸け橋として活動してきた人々の5通の“大切な手紙”を巡る物語です。

放送内容

愛知県豊田市で鍼灸院を営む加藤健二さん41歳。大学時代からの夢であった鍼灸師をもう1度志そうと思うに至ったキッカケ…それはボランティアとして中米に位置する「パナマ」に派遣された経験でした。
「自分には何が出来るのか?」そんな問いを胸に海を渡った加藤さん。
2年間の派遣期間を過ごすこととなったのは人口100人ほどの電気もない貧しい村でした。
農業で生計を立てる村人と共に収穫の手伝いや開墾などを行った加藤さん。
そして、派遣期間が終わり村を離れる日。
加藤さんに手渡されたのが人生の中で忘れられない大切な1通の手紙でした。
あれから8年…
村は、どうなっているのか?加藤さんは大切な手紙を手に再び「パナマ」へ向かいます。

さらに番組ではカンボジアを取材。今年6月にシニア海外ボランティアとして派遣された古澤都志美さん62歳。和食の技術を伝える為、奮闘する日々を追いました。古澤さんがボランティアとして海を渡ったキッカケ…それは長男の輝由さんが、アフリカのマラウイで活動を行っていたため。
息子の元を訪ね目にした貧困に苦しむ子供たちの姿。古澤さんは「自分にも何かできることがあるのでは?」と海を渡る決意をしました。初授業を前に忙しい日々を送る古澤さんに届けられたのは第二の人生を後押しした長男・輝由さんからの1通の手紙でした。

さらにケニアで数学教師をしていた女性の元に届いた「29年ぶりとなる教え子からのメール」 東日本大震災の最中、南の島・バヌアツから「被災地に寄せられた手紙」などを紹介。 現在も立ち入り制限区域を抱える福島・南相馬市には、その手紙と同じ思いを胸に移住した1人の女性ボランティアの姿がありました。
世界中の人々と出会い、手にしてきた大切な1通の手紙…
それは私たちが世界から日本を見つめ直すキッカケとなる心の触れ合いを秘めたモノでした。

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