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#1

第二の人生!夫婦で営む笑顔の農家民宿

2016年10月22日(土) ごご3:00~3:54放送
◆ハツラツとして働く 農家民宿の夫婦

「田舎暮らし体験」や「農家民宿」の運営は、かなりの重労働、夫婦がともに頑張り支えあわないと上手くいきません。

◆3組の「夫婦」像

ずっと働きづめだったから退職したら夫婦で旅行をと奥さんが楽しみにしていた老後計画を蹴り、800万円を投じ自宅改修、そこまでして御主人が始めたかったこととは…?

テレビも電話もない、あえて昭和の時間が過ごせる農家民宿にこだわる夫婦は、それぞれがやりたいことを時には喧嘩をしながら、そして支えあいながら過ごしてきました。
まだ夫婦とも40代、「農家民宿」と言えば「定年後」というイメージがありますが、この年齢で民宿を始めるワケとは?

農業体験というと稲作や野菜作りのイメージが強い中、果樹園を営む夫婦。夫が50代で退職し、果樹栽培を始めました。そんな夫の行動に当初、妻は、反発しましたが・・・それから、20年経ったいま思うこととは?

3組の夫婦が第二の人生で選んだ農家民宿の魅力に迫ります!

エピソード①夫のどぶろく愛を包むかあちゃん「どぶろく荘」(新潟県上越市)

新潟県上越市牧区。棚田が広がる山間地にある21戸の集落。
日本の原風景が残る懐かしく美しい村です。
宿泊客を出迎える二人は、中川卓夫さん(75歳)と妻の冨美子さん(69歳)。
卓夫さんは「どぶろく」作りをするために自宅を800万円かけて改修し、農家民宿「どぶろく荘」を始めました。
妻の冨美子さんは、民宿「どぶろく荘」で、自慢の郷土料理を振舞います。
父の背中を見て育った息子の景一さん(42歳)は、9年前農業を継ぎました。
地元の重要な担い手です。今では、農家民宿「どぶろく荘」の経営も手伝っています。
卓夫さんは、息子さんとともに地域の風景と生活を守るための活動を中心的に取り組んでいます。
9月のある日、収穫した稲穂を干す「はさかけ」イベントが地元の人々と協同で行われました。
父の背中を見て育った息子の景一さんは、ある決断をしていましたが…。

エピソード②40代新婚夫婦の農家民宿「古民家なかや」(山梨県北杜市)

八ヶ岳を望む山梨県北杜市の津金が舞台。
自然豊かな農山村風景の広がるこの地で古民家民宿を営む大塚謙一さん(45歳)と妻の綾子さん(43歳)夫妻。
実はこの夫婦、今年入籍したばかりの新婚ほやほや。
夫の謙一さんは、東京に生まれ住んでいましたが、田舎暮らしの魅力に取りつかれて、3年前、40歳の時に東京から北杜市へ移住。
綾子さんは、登山が大好き、行動的なアウトドア派の女性。
二人は意気投合。長野県に住んでいた綾子さんも移住して、ともに暮らすことになったのです。
新居は「市営住宅」、奥さんは別の仕事も…。
まだ民宿経営では二人の生活を維持できず、現在のところ一番の収入源は綾子さんの仕事。
今はまだ週末だけの夫婦の支えあい。
そんな二人にサプライズが待っていました。
地元の人たちから二人への心のこもった祝福の言葉、声を詰まらせる二人。
支えあっているのは、夫婦だけではありませんでした…。

エピソード③10年ごとの人生の冒険「ほたるの里山」(千葉県いすみ市)

房総半島の中部に位置する、千葉県いすみ市、蛍が舞う里山。
果樹農園+コテージを営んでいるのは、藤江信一郎さん(70歳)、幸子さん(68歳)夫妻。
農業体験というと稲作や野菜作りのイメージが強いですが…。
こちらは、ブルーベリーといちじくを栽培する果樹園。
ブルーベリーといちじくは、遠く県外からも買いに来る人がいるほど人気。
山へ行って焚き木を集め、かまどに火を起こし、ご飯を炊く体験を行っています。
夫の信一郎さんは、鉄道マンでしたが、40代でコテージ、50代で退職し、果樹栽培を始めました。
そんな夫の行動に当初、妻の幸子さんは、反発しましたがその後、協力し、そうした生活を楽しんでいます。
夫婦の20年以上に亘る努力が、今、実を結びます。