第２回目は、青森と東京に住む二つの大家族農家が主人公です。
青森の４代続くりんご農家は、嫁姑、二人の女性が引っ張る大家族。東京の清瀬のカブ農家は３代続く都市型農園。
青森と東京。遠く離れていても、先祖を愛し、土地を愛し、そして家族を愛する気持ちはどちらも同じ。親から子へ、そしてまた次の世代へ。「こころ」で支えあう二つの大家族。そんな大家族の絆の物語です。

① 青森・田茂木野　家族と先祖、そして青森のために・・・。
かかあ天下のりんご大家族

青森といえばやっぱり、りんご。そんな青森で３世代9人大家族の川村家が営むのは「あおもり観光りんご園 まるせん川村」。多品種多品目を栽培する観光りんご園では、りんご以外にも様々な果物や野菜、花などを家族全員で分担して栽培しています。
りんごを通して青森を好きになって貰いたい！そんな、りんごへの熱い思いを持つ、川村 富子さんはりんご一筋４３年。毎日、朝から晩まで先祖代々守り続けてきた、りんごのお世話をします。元会社員の義娘の嫁、川村 美紀さんは家族のため、地元青森を盛り上げるために様々なイベントを企画など、これまでにない新しいチャレンジで地元の野菜をPRする青森の若手農家を牽引するリーダー。
そんな二人の女性が引っ張る、川村家。二人のやり方は違えど、先祖代々の土地とりんごを守りたいと思う心は同じ。しかし、その大事なりんごが台風によって数多く落下！折れてしまったりんごの木も・・・。でも、そんな時にこそ力を合わせて頑張る川村家！
笑いあり、涙あり！賑やかな「りんご大家族」の日常を追いかけます。

② 東京・清瀬　受け継がれる先祖の思い、そして愛・・・。
東京で暮らす、“カブ”一家の新たな挑戦！

３世代８人の大家族、小寺家が住んでいるのは、ベッドタウンとして多くの家が立ち並ぶ、東京都清瀬市。都心からわずか２５キロというこの場所で３代続く小寺家は、先祖代々、都市型農園を営んでいます。
そんな小寺家自慢の農作物は、亡くなった先代が作り上げたカブ。先代の思いと愛情を受け継ぐ小寺家が作ったカブは、今年1１月に行われた東京都の品評会で、出品されたあらゆる農作物の中でも堂々のトップ！最高の賞を獲得したのです！
４代目を継ぐことになる長男の良治さんは、大好きな先代が守ってきた土地、そしてカブをさらに発展させ、次の世代に残すために新しい“挑戦”を始めます。それは、信頼できる農家の証となる、“ASIAGAP”の認証を取得すること・・・。ASIAGAPとは農林水産省が薦める、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証。
しかし、この認証を取得するには、第三者機関の厳しい審査をクリアしないといけません。良治さんは認証を得るために、必要な書類の制作、作業場の改築、農作業道具の徹底的な管理など多岐にわたる準備を半年かけて行いました。
先代の残したカブを、そしてその思いを次の世代に受け継ぐために、良治さんは果たして“ASIAGAP”を取得することができるのでしょうか！？家族が見守る中、良治さんの新たな挑戦が始まります！