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#10

受け継ぐのは伝統と地域の絆
~950年続く流鏑馬祭り~

埼玉県毛呂山町(まち)では、毎年11月3日に「出雲伊波比神社の流鏑馬祭り」が行われます。この祭りは約950年続き、全国でも珍しく、少年達が流鏑馬に挑みます。流鏑馬に挑むのは3人の少年。流鏑馬祭りを成功させるため、厳しい稽古に励みます。今回、3人のリーダーとなるのは市川大翔(ひろと)君。市川君には、どうしても、流鏑馬を無事に終えたい理由がありました。成功させるために世代を越え、地域が一丸となり、祭りの準備が進んで行きます。果たして少年たちは、地域の人たちの協力を得て、流鏑馬を成功させることが出来るのか!?
今回は、流鏑馬祭りのため世代を越え、地域が一丸となる毛呂山町の人々の物語です。


(1)今年の主役!少年たちのリーダー、一の馬・市川大翔 君!!

スポーツが大好きな中学一年生の市川大翔君は、今回が3回目の流鏑馬。過去2回は落馬という苦い経験をしています。さらには、今夏の練習中に落馬して骨折。治ってすぐに流鏑馬の稽古に励むも落馬のトラウマが・・・。厳しい練習を乗り越えて、流鏑馬を成功させることが出来るのか?
地域の方々の協力、家族の応援をもらい、大翔君が流鏑馬に挑みます。


(2)馬を世話する人々のリーダー!橋口剛(つよし)さん!!

この祭りでは、馬を世話する人を口取りといいます。今年、そのリーダーを任されたのが、橋口剛さんです。少年が上手く馬に乗るには、少年と口取りが呼吸を合わせなくてはなりません。また、口取りは「ホイホイ」という掛け声で祭りを盛り上げます。祭りの花形である口取りと少年たちの気持ちをまとめ、流鏑馬を成功に導くことが出来るのでしょうか?橋口さんが中心となって、流鏑馬祭りを作り上げていきます。


(3)先祖代々携わってきた祭りを伝える!農家の栗原健一さん!!

毛呂山町で代々農業を営んできた栗原健一さん。かつては家の農耕馬を流鏑馬に
出すなど先祖代々祭りに関わり、健一さんは30年近く携わってきました。そんな思い入れのある祭りに本腰を入れるため10月上旬に稲刈りを終えなければなりません。今回、栗原さんは、地区のみんなをまとめる役を担います。幅広い世代が関わる祭り、みんなをつなぐパイプ役となり、若者に馬の世話や決まり事を教えるなど、その仕事は多種多様で責任重大!忙しい日々が続きます!!