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榎本正邦 (環境学習指導家・えのきん事務所代表)

東京・神奈川・山梨を流れ、水辺に多くの人が憩う緑豊かな多摩川。高度成長期 には、生き物の住めない「死の川」と呼ばれた川ですが、その後、水環境が改善され、今では毎年数百万匹ものアユが遡上するようになりました。この多摩川を舞台に、環境学習の指導を長年行ってきたのが榎本正邦さん。川で遊び、様々な水生生物と触れ合う体験が、子ども達の感性を育み心を豊かにすると、「川の流れに身を任す川流れ」「岸辺での小魚獲り」「多摩川の魚や河川敷の草花を味わう」等、多彩な指導をしています。そして、最近の多摩川の自然環境の変化についても、目を向けるように教えています。気候変動によるゲリラ豪雨で岸辺の草が削り取られるなど、魚の住む環境が変わって来ていること、温かい環境を好むバスなどの外来種が繁殖し、在来の魚が食べられてしまうこと…。実際にバスを釣り、料理して食べることも。子どもたちは楽しみながら、外来種を減らす必要があることと、命をいただくことの大切さを学んでいきます。自然を守ることの厳しい側面も見つめながらつづられる、多摩川への愛情あふれるコトノハに耳を傾けます。

榎本さんの指導する川遊びなど、多摩川での自然体験遊びについて、もっと知るには…
きぬたま遊び村ブログ
http://asobimura.exblog.jp/

榎本さんの活動についてもっと知りたい方は…
NPO多摩センター
http://www.tamagawa-c.jp/