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小橋寛生・英里 (軍兵六農園)

微生物の力を最大限に生かし、オーガニックな60種類もの野菜作りをし、食材にこだわる料理人達から大人気の夫妻、小橋寛生・英里さん。茨城県大子町でユニークな農業を営んでいます。それはきのこの菌の塊を畑にまくこと。すると、糸状菌をはじめとする微生物が活性化して、野菜に必要な栄養分を土の中から分解して、野菜の根っこに運んできてくれるそうです。野菜は光合成して作りだした糖分を糸状菌等に与えます。こうして、野菜と微生物が共生関係を結び、お互いに育っていくそうです。農薬や化学肥料に頼らない、炭素(たんそ)循環(じゅんかん)農法というこの農法は、窒素など余計な栄養分を畑の中に溜め込むことがないので、虫がつきにくく、人が余計な手を加えなくても、菌の手助けで野菜が丈夫に育ってくれるのです。以前は有機肥料を施していましたが、今ではきのこの菌の塊をまくだけにしている小橋さん夫妻。それでも土はふっくらとしていて、野菜は甘味があるしっかりとした味になります。実は、寛生さんは北海道出身。でも北海道で盛んな機械化された大規模農業ではなく、できるだけ自然に近い農業と暮らしがしたいと、2006年に茨城に移り住み、現在の農法にたどり着きました。今ではオクラやズッキーニなど収穫した野菜から種をとって、翌年その種をまくなど、固定種・在来品種の育成も手がけています。軍兵六農園を共に営む妻の英里さんは野菜と通じて、「人の気持ちを変えることができるのでは…」と言います。「暮らしは自然の一部でありたい」と願う小橋夫妻。子ども達と共に、自分達で廃材を利用して改装した古民家で過ごす日々。その中から紡ぐコトノハに注目したいと思います。

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