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世界最大の田んぼアートを作る皆さん

「田んぼアート」とは、水田をキャンバスに見立てて、色彩の異なる複数の稲を植え付け、文字や図柄を表現する、自然と人が作り出すアートのこと。1993年に青森県で始められた日本発祥の稲作芸術であり、現在では、国内の100カ所以上で行われています。なかでも注目を集めているのが、埼玉県行田市。2015年「世界最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定されました。田んぼアートを作るには、まず絵柄となる下絵の準備を行い、それを元に必要な稲の色と量を計算し、その分の稲を育てます。2017年にはより緻密な絵を描くために、「緑」「薄白」「白」「オレンジ」「ピンク」「銀」「黄緑」「黄色」「黒」という9品種もの色の違う稲を育てました。田んぼアートには、こうした稀少で多様性のある品種を守っていくという一面があります。田植えには毎年1000人以上もの市民ボランティア、農家、農協職員、市役所職員まで、様々な立場の人々が集い、一丸となって汗を流します。今年で10周年を迎える行田市の田んぼアート、今回のテーマは田んぼの守護神として知られる「イナダヒメノミコト」と夫でヤマタノオロチ退治の「スサノオノミコト」と、力がこもります。世界最大の田んぼアートでギネス世界記録を達成してもなお追求し続ける行田市の皆さんの熱い思いに迫ります。
行田市の田んぼアートをもっと知るには・・・
https://www.city.gyoda.lg.jp/15/05/10/tanbo27/images/2017tanbo.html