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武田幸佳 (セカンドハーベスト・ジャパン 管理栄養士)

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを「食品ロス」といいます。日本における食品ロスは年間600万トン以上。これは国民1人当たり、毎日おにぎりを2個ずつ捨てていることに等しい。こうした社会問題の解決の糸口となっているのが「フードバンク」、企業や個人から食品の寄贈を受け、食べ物に困っている人たちに届ける活動です。その草分けは2002年に東京でNPOとして設立された「セカンドハーベスト・ジャパン」。武田幸佳さんはここで配布するお弁当作りを担当しています。管理栄養士の資格を持ち、社員食堂などに勤務した後にフードバンクの存在を知り、そのキッチンを切り盛りすることを希望しました。受け取る食品が日々変化する中で、武田さんは工夫を凝らし美味しく調理して、上野公園や福祉施設などで人々に手渡しています。複数の仕事をかけもちしたり労働時間が長い一人親世帯や貧困家庭では、すぐに食べられて栄養バランスもいいお弁当が大きな助けになっていると実感しています。「もったいない」を「ありがとう」の笑顔に変える、武田さんの日々を追います。

武田さん達の活動をもっと知るには・・・
http://www.2hj.org/