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大島芳彦(建築家)

建物を再生し、新しい価値を生み出すリノベーション。その第一人者として注目されているのが建築家・大島芳彦さん。彼の手にかかると、老朽化した空家や木造アパートが、“待ち”が出るほどの人気物件に生まれ変わります。東京・中野区の築85年の民家は、耐震補強した上で、ヒノキ風呂を残すなど、和の建築を愛する人達が集うシェアハウスに。豊島区・商店街のトンカツ屋は、世界各地からの旅人が集うゲストハウス&カフェに変身。街に活気をもたらしたことが評価され、リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016無差別級部門・最優秀賞に選ばれました。大島さんのリノベーションは、まちづくりまで視野に入れているのです。
神奈川県座間市の築50年を超える団地は、地域の人も利用出来るシェア畑や子育て支援センター、カフェを併設して開放的な集合住宅に。イベント時には地元産の野菜を売るマルシェやプチ農業体験ワークショップも。2016年度グッドデザイン賞金賞(経済産業大臣賞)に輝きました。そして現在、再生計画を練っているのは、果樹園・フラワーショップ経営の大家さんから依頼を受けた古いマンション。色鮮やかな花と緑に囲まれるようデザインし、住む人・街の人と園芸でつながる場を目指します。「暮らしの価値はコミュニケーションにこそあるはず」と考える大島さんの、熱いコトノハを紡ぎます。

大島さんの仕事をもっと知るには・・・
http://www.bluestudio.jp/