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深田崇敬(水景演出家)

水の中でゆらめく水草、苔むした巨木の間を生き生きと泳ぐ魚たち。まるでアマゾンの大自然の様なダイナミックな光景が広がるのは、幅2メートル弱の水槽の中。水草・石・流木・魚などを組み合わせて生態系を作りながら、誰も見た事がない様な風景を描いていく、水草水槽(みずくさすいそう)という新たなアートです。水景演出家の深田崇敬さんは世界中から2000人以上が応募した世界コンテストで、2015年・2016年に2年連続で優勝するという快挙を成し遂げました。美しい作品を生み出す秘訣は、日常の自然観察。身近な何気ない苔や雑草までも、深田さんのフォーカスが当たれば、作品づくりのエッセンスに。「魚が水槽の中にいることを忘れるくらい、自然の環境に近づけたい。」 そんな信念のもと、水草の光合成、魚の排泄物を分解するバクテリアなど、自然の循環を水槽の中に作り出しているのです。お掃除は魚の排泄物を分解してくれるヤマトヌマエビや、ガラスに付着する余分なコケを食べる魚・オトシンクルスなど、様々な生き物の助けを借りて行います。「水槽は小さな地球」と言う深田さん。日々成長するまさに生きた芸術を追求するそのコトノハは、命の不思議な輝きを伝えます。

深田さんの仕事をもっと知るには・・・
http://www.tau-aqua.net/