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西澤真実(NPOいすみ竹炭研究会 代表)

2020年1月8日(水)の放送は、よる9:54よりお送りいたします。

繁殖力旺盛な「竹」。竹林が放置された里山では、木々を枯らしながら猛スピードで広がっていきます。その結果、大地は保水力を失って土砂崩れや洪水被害をもたらし、生きもの達は食べ物を失って生態系が崩れ・・・日本各地で見られる光景です。こうした里山の救世主が、NPOいすみ竹炭研究会。千葉県いすみ市で、やぶ化した竹林を整備し、切り出した竹で炭を作る活動をしています。竹炭は土壌を改善してくれるので、これを荒廃した里山や田畑に還していけば好循環が生まれ、豊かな大地が再生していくというわけです。「私たちは自然に守られて生きているので、それを大切にしたい」と言う代表の西澤真実さん。志を同じくするメンバーは250人ほどで、若い女性も大勢います。2016年11月の設立から3年、土日以外はほぼ毎日竹林整備を行ってきました。現在までに整備した竹林の総面積は2万5千坪以上。しかも、業者に頼むと通常は数十万〜数百万円かかるところを、なんと無料。個人の寄付などを中心に運営を続けています。これまで作った竹炭の総量は150トン。実績が伝わり、現在整備待ちの竹林が25件ほど。西澤さんの志に賛同する人の輪が今、広がっています。

★西澤さんたちの活動をもっと知るには・・・
https://www.isumitikutan.org/