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東光弘(市民エネルギーちば)

「耕作放棄地を畑と発電所に」。この合言葉を元に生まれた“ソーラーシェアリング”とは、農地にソーラーパネルを設置し、その下で野菜を育てる、一石二鳥の画期的な方法です。2013年に農林水産省が条件付きでパネル設置を認めたことにより、急速に増加。2018年には全国で2000か所以上のソーラーシェアリングが認可されています。そのうち千葉県は300か所以上と全国一。中でも「市民エネルギーちば」が匝瑳(そうさ)市で営むソーラーシェアリングは国内最大規模です。
代表の東光弘さんは東京都区内や千葉市などで自然食品店を営んでいましたが、東日本大震災をきっかけに自然エネルギーを普及させようと決意。2014年に会社を設立し、小さな設備をだんだん増やしながら、2016年には耕作放棄地を借りて大豆や麦などを有機栽培する農業生産法人も仲間たちと作りました。現在ではその畑の上に2万枚あまりのソーラーパネルを設置。電気売上は年間8000万円を超えるようになりました。「何も生み出さなかった荒地が、自然エネルギーと有機野菜、雇用まで生み出すようになった。このシステムが広がれば農村は変わっていく」と、東さんの明るい瞳は未来を見つめています。

★東さんの活動をもっと知るには・・・
https://www.energy-chiba.com/