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【Episode2】“Flow” 流れ

東から西へ、人間の文化の移動とともに音楽も旅をしました。
移動しながら文化を伝え融合させる役割を担ってきた人々、それがジプシー(ロマ)と呼ばれる人々です。
「ツィンバロム」は、素朴で力強いジプシー音楽には欠かせないもの。
モルドヴァ出身のミュージシャン一家には、父母から娘へ、ツインバロムからヴァイオリンへ、音へのパッションが受け継がれています。
そして、音への尽きぬ「エネルギー」を追って、セルビアへと旅をします。

 


■登場アーティスト

マルタ・セバスティアン(Marta Sebastyen)
ハンガリー、トランシルバニア地方の民謡を継承する国民的歌姫。
透明な歌声は、映画『イングリッシュ・ペイシェント』にも起用された。

 

パトリシア・コパチンスカヤ(Patricia・Kopatchinskaja)
モルドヴァ出身。
父ヴィクトル(Victor)、母エミリア(Emilia)との共演。パトリシアは、オーケストラとの共演など現代のクラシック音楽界で活躍するヴァイオリン演奏家。生まれ故郷の民族音楽や即興を盛り込んだ熱演は、様々なジャンルの壁を越えて多くのファンを持つ。父ヴィクトルは、かつてロシアで大活躍したツィンバロム奏者。父母から娘へ受け継がれた音への情熱が心を打つ。
“Listen 1001”のオープニングテーマ曲 “1001 nights in Harem”のヴィオリンを奏でているのはパトリシア。