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#10

栃木県日光市今市「杉の里で回り続ける、120歳の水車」

今回「みらい遺産」を紹介してくれるのは、栃木県日光市に住む浅田邦三郎さん(72歳)。
日光市今市は美しい杉林に囲まれ、林業や杉加工業で栄えてきた「杉の里」。
ここで120年、回り続ける水車があります。

水車の主は、3代にわたり製粉業を営む浅田さん。
この水車で、杉の葉を粉にして仏事などで使われる「杉線香」の原料を作っています。
原料の杉の葉は、杉林の間伐で生じたものを使用。
美しく豊かな杉林づくりに一役買っています。

昭和40年ごろは今市に40基ほどの水車がありましたが、 今でも昔ながらの水車を利用しているのは、浅田さんただ1人。
120年間回り続ける水車に込めた、杉の里で浅田さんの想いとは―