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#46

「白と赤の雪さらし」(新潟県妙高市)

今回の「みらい遺産」を紹介してくれるのは、新潟県妙高市に住む東條保子さん(70歳)。
日本有数の豪雪地帯である妙高市で、厳寒期に行われる風物詩があります。
唐辛子を雪原にさらしていく「雪さらし」です。

男たちが慣らし固めた雪原に、保子さんたち女たちが唐辛子をまいていきます。
撒いた唐辛子の上にさらに雪が降り積もった低温多湿の環境が、
味に甘みと深みを生み出すと言います。

3日間の雪さらしの後、3年間熟成・発酵させ、
雪国の家庭に欠かせない温もりの調味料“かんずり”が生まれます。

雪で冷えた身体に、山からの風が突き刺さる厳しい環境で、
1月末から3月まで続けられるこの雪さらしに臨む、保子さんの想いとは?