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#69

「温泉街の憩いの場 遊技場」(静岡県伊豆市)

修善寺温泉は、約1200年前に弘法大師空海が開いた、伊豆地方で最も古い温泉地と伝えられます。
江戸時代には湯治場として栄え、明治時代には、夏目漱石をはじめ多くの文人が逗留しました。
現在は、約1キロにわたって20数軒の宿が点在します。
 
今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、修善寺温泉で遊技場を夫婦で営む、
柳川三恵子さん(68歳) 。
歴史深い温泉街の真ん中でお客さんを楽しませる、懐かしい“遊技場”です。
旅館を営んでいた柳川さんの両親が改装して、昭和38年に開いた遊技場。
高校生の時から50年以上、店に立ってきた三恵子さんは、温泉街に来るお客さんの日頃の疲れを癒すため、楽しい思い出作りができるようお客に声をかけます。

昭和40年代にはこの地に10軒以上あった遊技場も現在はわずか2軒。
会社の慰安旅行で訪れる団体客から、親子連れやカップルへ。
時代と共に、温泉街の客層も変わってきました。
昭和の時代も平成の世も変わらず、お客さんと触れ合いながら楽しめるのが遊技場の魅力だという三恵子さんの想いとは?