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#88

「夫婦の絆が育てた千本銀杏」(鹿児島県垂水市)

垂水市の市内を見下ろす高峠の中腹に、晩秋になると黄金色に色づく1200本のイチョウ林があります。
この黄金の空間を楽しもうと、多くの客が訪れます。

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、このイチョウ林の生みの親、
中馬吉昭(ちゅうまんよしあき)さん(73歳)と信子(のぶこ)さん(72歳)の夫婦。
30年以上かけて、一本一本イチョウを苗から植えて、この見事な林を作り上げました。

元々東京で生まれ育ち、暮らしていた吉昭さん。信子さんと1968年に結婚し、
信子さんの両親を支えるため40年前に垂水市に移住しました。

垂水の地で骨をうずめる決意として、このイチョウの植樹を始めたのです。
一年中欠かすこと無く続けられた、夫婦そろっての草むしりは、大変な作業でした。
何が、二人をつき動かしたのか?
そして中馬さんのイチョウへのこだわりは・・・?

今、多くの家族連れが訪れるイチョウ林を見つめて、
中馬夫婦は何を思いながら、イチョウ並木を歩くのでしょうか…?