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#90

「想いを込めて響く屋台囃子」(埼玉県秩父市)

毎年12月、埼玉県秩父市で、絢爛豪華な山車が街を練り歩く「秩父夜祭り」。
祭りに欠かせないのが、豪快で激しい太鼓の音が特徴の「秩父屋台囃子」です。
今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、屋台囃子の奏者として活躍を続けながら、その技術を広く伝えている、高野右吉さん(73歳)です。

高野さんは、無料で太鼓道場を開き、後継者育成に力を入れています。
道場では、性別、年齢、国籍関係なく多くの人々が真剣に太鼓と向き合います。

屋台囃子奏者にとって、秩父夜祭りの山車で太鼓を叩くことは夢であり、一年に一回の晴れ舞台。
今回高野さんは山車には乗りませんが、弟子の演奏を外から見守ります。
祭りの日。高野さんの教え子たちが山車の中に乗り込み、屋台囃子が演奏されます。
太鼓の音が激しくなるに連れ、一層の盛り上がりを見せる秩父夜祭り。
屋台囃子を通して若い人々に託す、高野さんの想いとは?