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#93

「山間の村の編み組み細工」(福島県大沼郡三島町)

福島県でも特に山深い三島町。この地では昔から冬場の農閑期の手内職として山ブドウやマタタビなどで生活用具を作る「編み組み細工」が盛んに行われてきました。

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、そんな編み組み細工の伝統を今に伝える、菅家藤一(かんけとういち)さん(62歳)です。

長年町の工芸館に務め、編み組み細工の普及や継承に取り組んできた菅家さん。
5年前、工芸館の退職を期に自宅の倉庫を改築し、工房を立ち上げました。

菅家さんの工房には毎日のように多くの人たちが訪れます。
これまで家庭で編み組み細工を作っていた人たちです。
工房で会話をしながら作業することで、互いの技術や創作意欲の向上に繋がっているといいます。

編み組み細工のために尽力し続ける菅家さん。そこに込められた想いとは…?