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#238

一家で守る温泉街の伝統 人形筆(兵庫県・有馬町)

関西の奥座敷、兵庫県の有馬温泉。
子宝の湯としても知られ、この昔ながらの温泉街を訪れる観光客は、年間180万人にも及びます。
今回みらい遺産を紹介してくれるのは、有馬温泉で唯一の筆専門店を営む夫婦、西田明子さん(72歳)と西田健一郎さん(72歳)です。
作っているのは、鮮やかな絹糸の模様とユニークなカラクリが特徴の『有馬人形筆』。
文字を書くために筆を立てると、中に仕込んだ重りに引っ張られて小さな人形がぴょこんと顔を出す仕掛けです。この筆は、室町時代に考案され、古くから有馬温泉の名産品として知られています。
この仕掛けの製作を担当しているのが、明子さん。
40年以上作り続けてきた有馬人形筆、1本1本に込める想いとは・・・?