王の宝石商、宝石商の王~パリが生んだ至高のジュエラー~

王の宝石商、宝石商の王~パリが生んだ至高のジュエラー~

番組概要

「王の宝石商、宝石商の王」と称されるメゾン。世界最高の宝石を最高の人々に届けることを使命とする<カルティエ>の、革新的な作品作りに挑戦してきた歴史と伝統に迫る。

「王の宝石商、宝石商の王」と称され、世界最高の宝石を、最高の人々に届けることを使命としている<カルティエ>。カルティエが送り出すものは単なる「製品」ではなく、「芸術品」としての価値を持つといわれている。

1847年の創業以来、顧客には世界の王族をはじめ真のセレブリティたちが名を連ねてきた。気品あふれるハリウッド女優からモナコ大公レーニエ3世妃となったグレース・ケリーも、カルティエを愛した一人だ。

カルティエは、また「宝石商の王」でもある。カルティエを比類なき存在にしているのは、極細部にまで心を配る質の追求。伝統を重んじながらも、常に革新的な作品創りに挑戦してきた創造的なマインドにほかならない。

番組では、世界が注目するフランスの国立美術館、グラン・パレの企画展「カルティエ、スタイルと歴史」をいち早く取材。さらに、世界の女性が憧れるパリのラ・ぺ通り13番地にあるカルティエ本店、そして、外部に紹介されることはほとんどない、作品を作り上げるアトリエ(工房)の映像もあわせて紹介する。

放送内容

2013年12月から、フランス・パリの国立美術館グラン・パレで「カルティエ、スタイルと歴史」 展が始まった。国立美術館の専門家が監修し、カルティエの歴史と特性をさまざまな角度から紹介するこの展覧会は、カルティエをジュエラーとしてだけではなく、フランスが世界に誇る芸術、文化の代表として扱う企画として大きな話題となっている。

カルティエの国際的感覚。それは、19世紀末から20世紀初頭のパリだからこそ生まれたもの。国際博覧会が開かれたパリには、世界中の珍しい文化が集まり、そして、世界中の芸術家たちが集まった。フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、ジョイス、ピカソ、ダリ…。国際色あふれ革命的な芸術を目指すアーティストが作る時代と空間の中で、カルティエが創り出す美は培われてきたのだった。