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過去のゲスト

#129

右代啓祐

今回のゲストは、陸上十種競技の右代啓祐さんです。身長196cm 、体重95kgの恵まれた体格をいかし、世界で戦い続ける第一人者。2012年、同種目では日本選手48年ぶりとなるオリンピック出場を果たし、16年リオ五輪では日本選手団の旗手も務めました。昨年6月の日本選手権では、同種目史上最多となる8回目の優勝を達成。まさにトップアスリートです。

十種競技は、100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500mの10種目を2日間で行う過酷な競技。パワーやスピードなど、さまざまな要素が求められることから、勝者は「キング・オブ・アスリート」と呼ばれます。陸上競技で唯一、全員にウイニングランが認められているのも特色です。

2日間に渡る長い戦い。結果が悪かった種目の後の切り替えが勝敗を分けます。試合中に気持ちをリセットしたいとき、右代さんは「大声を出している」と明かします。「嬉しかったら喜ぶ。悔しかったら悔しがる。そうすることで、次に進めると思っています」。大切なのは、感情を表に出すこと。それを教えてくれたのは、幼い娘さんたちでした。

現在34歳。陸上選手としてはベテランの域に入りましたが、「今の自分の方が記録がいい種目もある。伸びしろしかない。やっていないこともたくさんある」とキッパリ。いつも胸に留めているのは「変化し続けること」で、「例えば仕事でつらいときも、思いっきり落ち込んで、そこからどう変化できるかが大事」と視聴者にメッセージを送ります。

Shigeki Yamamoto/Number