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過去のゲスト

#145

大竹風美子

今回のゲストは、女子セブンズ(7人制ラグビー)日本代表候補・大竹風美子さんです。競技との出合いはおよそ4年前。それからわずか1年あまりで代表の中心選手となり、2018年のW杯ではトライを決めて日本初勝利に貢献、同年のアジア大会でも日本の初優勝に貢献しました。ルーキーにして鮮烈な印象と結果を残したことから、“日本ラグビー界のシンデレラ”とも呼ばれています。

高校時代までは陸上の有力選手として活躍していた風美子さん。ラグビーを始めたきっかけは意外なものでした。それは、体育の授業でバスケットボールをしていた際、ボールを持ったまま走り出してしまったこと。たまたま体育の先生がラグビーの部のコーチで、その姿を見てラグビーに向いていると思ったらしく、スカウトされたのだそうです。

でも、当時の風美子さんは「痛そう、きつそう、かわいそう」とラグビーに対してあまり良いイメージを持っていなかったそうです。それでも、彼女がトライした理由。それは「新しいチャレンジは楽しい」ことを知っていたからでした。新しい一歩を踏み出せば、新しい自分に出会える。そんな美学を持つに至った風美子さんの経験とチャレンジ精神の源をひも解きます。

チームでは、みんなを元気づける「ポジティブリーダー」という役割を担っている風美子さん。でも、過去には「暗い時期」もあったそうです。彼女の笑顔を奪ったもの。それは周囲の眼差しでした。「人と違うっていう部分で、からかわれたりして。毎日家帰って泣いてました。お母さんに『なんでお父さんと結婚したの』って言ったこともありました」。家族にまで向けてしまった深い悲しみ。そんな彼女に力と勇気をくれたものとは?

Kiichi Matsumoto/Number