放送内容

今回のメインプログラムは、ブラームスの『交響曲第1番』。
完成までに21年もの歳月を費やしたというブラームスを代表する曲であり、その完成度の高さから交響曲史上で最も重要な作品の一つとなっています。第1回サイトウ・キネン・フェスティバル松本(1992年)でも演奏された思い出深い同作品を、持病の腰痛が悪化した小澤総監督に変わって下野竜也さんがタクトを振りました。
また、演奏前には小澤総監督が自ら指揮交代の理由を観客に説明、がん治療から復帰した記念のフェスティバルで約7分間のチャイコフスキー「弦楽セレナード」を指揮しました。
番組では、両曲をノーカットで放送。他にも今年のフェスティバルを彩った曲目の中からお送りします。

■楽曲リスト

ブラームス 『交響曲第1番』 下野竜也 指揮

チャイコスフキー 『弦楽セレナード』 小澤征爾 指揮
ほか

■演奏

サイトウ・キネン・オーケストラ

※この番組は2010年9月に長野県松本文化会館で開催された「サイトウ・キネン・フェスティバル」のオーケストラコンサートを収録したものです。