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#131

熱中ゲスト:漫才トリオ かしまし娘(前編)

旅回り一座に産まれた三姉妹は1956年に「かしまし娘」で漫才デビュー。三味線とギターを用いた音曲漫才が大ヒットし、一躍スターに。そんなかしまし娘だが、売れる前には長女歌江さんの地獄の日々や次女照枝さんと三女花江さんの売れない漫才コンビ時代があった。幾多の困難を乗り越え三姉妹が辿りついた笑いへの思いとは…。真剣な話の最中も漫才そのもののような三姉妹のやりとりに常に笑いで包まれた。

伝説の三姉妹音曲漫才

長女歌江さんは三味線、次女照枝さんと三女花江さんはギターを片手に奏でる音曲漫才が大ヒット。三姉妹ならではの丁々発止のやり取りに多くの人が魅了された。当時の3人は漫才をやる上でこれだけは守っていることがあったという。それはどんなことなのか…?

芸歴80年 かしまし娘 それぞれの人生

花江さんは2015年から中尾ミエさんがプロデュースするミュージカルに毎年出演し、今も全国を回っている。劇中で披露するのはかしまし娘でもおなじみのギター演奏。花江さんは舞台に立つものとして父から教わった心得を常に胸に抱いているという。それは一体…?そして照枝さんは近年は連続テレビ小説や日曜劇場など人気テレビドラマで活躍をしている。またヒット映画「ALWAYS 三丁目の夕日‘64」でも威勢のいい等身大の役を演じて評価を得た。演じることが好きという照枝さんが語る芝居とは…。歌江さんは2009年久本雅美さんなどが所属する「ワハハ本舗」に入団した。79歳で新人劇団員となった歌江さんの新鮮な日々に迫る。

旅回り一座に生まれて

長女歌江さんは北海道北部の町で生まれ、次女照枝さんは同じ北海道だが、小樽市で誕生、三女の花江さんは秋田市で産声を上げた。全く異なる場所で生まれた3人の共通点は、「劇場」で生まれたこと。旅回り一座の娘として誕生した3人はそれぞれ3歳から舞台を踏み、3日として同じ場所に住んだことがなかったという。さらに学校にも一度も通ったことがなかった…。忙しい日々を当時のエピソードを交えて語った。そしてこの頃3姉妹の転機とも言える出来事が起きた。歌江さんと照枝さんが組んだ漫才コンビが“天才少女漫才”と人気を得て当時の○○○と変わらない給料を稼いでいたという。それはどんな職業と同じだったのか?かしまし娘の前身とも言える旅回り一座時代を紐解く。

3姉妹それぞれの“どん底” かしまし娘誕生秘話

戦争中は「産業兵士」として慰問活動もしたという3人、それぞれの体験とは、終戦を待たずに母・高子さんが亡くなるが、歌江さんは二人目の母と折り合いが悪く家を出てしまった。そして劇団員と一度目の結婚をして女児を出産。しかし親子3人での暮らしは苦しく、歌江さんは水商売などを始めたが、そこで覚えたお酒から生活は荒れていく。残された照枝さんと花江さんは漫才コンビを組むが、全く売れず苦悩の日々を送る…。そんな3姉妹のどん底時代を救う、ある1通の便りが歌江さんのもとに届く。家を出て7年が経っていた歌江さんがまた照枝さんと花江さんのもとへ戻ってくることになる便りとはどのようなものだったのか…?思いを同じにした3人が「かしまし娘」誕生秘話、そして3姉妹の絆と笑いへの思いに迫る。

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かしまし娘(漫才トリオ)

正司歌江(1929年8月13日生 88歳)
正司照枝(1933年3月15日生 85歳)
正司花江(1936年5月4日生 82歳)
旅回りの一座に生まれ、それぞれ3歳の頃には初舞台を踏んだ。
1956年 長女歌江、次女照枝、三女花江の3姉妹で漫才トリオを結成。
三味線とギターを弾き「うちら陽気なかしまし娘~」でお馴染みのテーマソングと流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才で一世を風靡した。
漫才トリオとしてのかしまし娘は1981年にいったん休止し、各々がタレントや女優として活躍しているが、不定期に3人そろっての舞台やテレビ番組へ出演し「かしまし娘」としても健在である。