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#105

熱中ゲスト:歌手 森山良子さん

歌手 森山良子さん

歌手の森山良子さんをゲストに招く。
1967年に「この広い野原いっぱい」でレコードデビュー。9作目の「禁じられた恋」ではミリオンセラーを記録。その後「さとうきび畑」「涙そうそう」など数々のヒット曲を残す。順風満帆に見える歌手人生だが、一方では多くの葛藤を抱えながら歩んできた。
森山さんの音楽にかける情熱と歌と共に生きる想いを聞く。

両親から受けたスパルタ?“音楽教育”

東京・渋谷区で生まれ、ジャズトランぺッターの父と、歌手を目指すほど歌が好きだった母のもとで育つ。幼い頃から歌手になるものだと思っていたという森山さん。中でも父から、とても熱心でユニークな“音楽教育”を受け、どんどん歌うことに夢中になっていく。
そのユニークな“音楽教育”とは…

憧れの先輩“黒パン”が当時を語る

高校生になった森山さんは、2年先輩の“黒パン”こと黒澤久雄さんに声をかけられる。黒澤さんはのちにザ・ブロードサイド・フォーを結成する。森山さんはこの出会いがきっかけでフォークソングを歌うことになり、人生が大きく動いていく。また、森山さんが歌の練習のため、よく訪ねていた黒澤家での、黒澤明監督とのエピソードも明らかに…。
森山さんが語る当時の話にスタジオからも思わず笑いがこぼれた。

歌手として生きる 葛藤と苦悩の中で

1967年、19歳の時に「この広い野原いっぱい」で歌手デビュー。そのさわやかなメロディーが多くの人に受け入れられる。しかしフォークシンガーというイメージが定着するように…。そこで生まれた苦悩とは…。そしてデビュー2年後の1969年には「禁じられた恋」を発表。元々ジャズ歌手に憧れていた森山さんは節回しなど歌謡曲調のこの歌を歌うことに多くの葛藤を感じたという。同じ年には「さとうきび畑」も発表。沖縄戦の悲劇がテーマになっているこの曲に対して、戦争を経験していない自分が歌うのは、違うのではないかと長い間、思い悩み続けていたという。しかし、ある日、コンサートを見た母から、痛烈な言葉を浴びせられる。以降、森山さんはこの曲と向き合っていくことになる。その母の言葉とは…。そして、森山さんが元々ファンだった3人組バンド、BEGINと共作した「涙そうそう」。BEGINから、送られた「涙そうそう」というタイトルの意味を知った時、これまで封印していた亡き兄への思いが一気にあふれ出し、一晩で歌詞を書き上げたという。様々な理由で亡くなった人への思いを胸に閉じ込めて生きている人が多いことに気づいたという森山さん。歌を歌うことへの使命やその思いなどを語った。

ユニークな家族関係 森山直太朗さん、小木 博明さん、かまやつさん…

亡くなった従兄弟のムッシュかまやつさんからは、これまでいろいろなことを教えてもらったという。さらに亡くなる半年前頃から森山さんの自宅で療養していたかまやつさん。今だから語れる、かまやつさんとの最期の思い出とは…。
また息子で歌手の森山直太朗さんとは、今も色んなことを話し合える関係であるという。ただ森山さんはついつい自分の母親と同じことを直太朗さんにもしてしまうという。そのあることとは…。
さらに鴻上さんの突っ込んだ質問に垣間見えた思わぬ素顔。実は、○〇体質⁉その答えとは…。

カルチャーランキング
“思い出の恋愛映画”ベスト5

映画好きの森山さんにちなみ、“恋愛映画”ランキングを紹介する。熱中世代のオトナたちが、青春時代に憧れた海外の恋愛映画とは。ランクインした映画はいずれも名作揃いだが、男女別に票数をみると意外な結果が明らかに…。胸がときめく切ない名シーンもたっぷり紹介する。

森山良子(歌手)
これまでに歌手としての活動の傍ら、「ミエと良子のおしゃべり泥棒」(テレビ東京/1980-1987年)をはじめとするテレビのバラエティー番組への出演やラジオのパーソナリティー、テレビドラマ「金曜日の妻たちへⅢ 恋におちて」(TBS/1985年)、「おとうさん」(TBS/2002年)、「第二楽章」(2013年/NHK)、映画「お墓がない!」(1998年)、「箱入り息子の恋」(2013年)など女優として、また、スタジオジブリ作品「思い出のマーニー」(2014年)では声優を務めるなど、幅広いフィールドで活躍。
2015年9月より、ニッポン放送「オールナイトニッポン MUSIC10」にて月曜日のレギュラーパーソナリティーを務めている。