放送内容

#136

熱中ゲスト:歌手・女優 由紀さおり 声楽家 安田祥子 (後編)

7つ違いの姉妹、姉安田祥子さんと妹由紀さおりさん。2人の代名詞とも言える「トルコ行進曲」の誕生秘話が明らかに。そしてクラシック音楽とポピュラー音楽とそれぞれ異なる道を歩いていた2人が原点である童謡を歌うようになったわけとは…。さらに姉妹が選ぶ未来に伝えたい童謡も紹介。様々な時代を経てたどり着いた姉妹の歌と絆に迫る。

進化続ける名曲「トルコ行進曲」の秘密

姉妹の代名詞とも言える「トルコ行進曲」、複雑に絡み合う音を2人のスキャットで表現するという試みには長い月日がかかったという。また息もつかさぬスピード感が魅力だが最初はそんなにアップテンポではなかったという。その誕生にまつわるエピソードと完成したときに感じた意外な感想とは。姉妹がお互いを尊重し寄り添った結果として出来上がった楽曲の魅力を余すことなく届ける。

「童謡コンサート」を生んだ母の一言

由紀さんは30代に入った頃、歌手としてスランプに陥る。10年連続で出演してきたNHK紅白歌合戦も落選…。「このまま歌い続けていいのか」と自問自答する日々を送る。そんな由紀さんの背中を押したのは母房子さんの一言だった。姉妹を支え続けてきた母の一言で、それまで別々の道を歩いてきた姉妹が原点である童謡を歌うことになる。由紀さんを救ったその提案とは…。2018年で32年を迎える2人の童謡コンサート。ライフワークとなった「童謡」への思い、そして姉妹ならではの絆に迫る。

姉妹が選ぶ「未来に伝えたい童謡」

姉 安田さんが選んだのは「風」。スタジオで思わず姉妹が口ずさんだメロディにスタジオもうっとり。さらに妹 由紀さんは西條八十が作詞を手がけた「おかあさん」を紹介。母の存在を象徴するような歌詞を由紀さんが解説しその魅力を伝える。
姉妹が未来に伝えたいという“童謡”への熱い想いに触れる。

海外でも日本語で伝えたい“童謡”の魅力

1995年と98年に姉妹は音楽の殿堂、ニューヨークのカーネギーホールで「童謡コンサート」を開催した。世界に渡った2人の童謡。海外のコンサートでも届けるのは日本語の童謡。なぜ姉妹は日本語で歌い続けるのか…?そして2011年に由紀さんは歌手として新たな転機を迎える。アメリカのジャズオーケストラとのコラボレーションで発表されたアルバムは世界中に配信され、全米ジャズチャートで1位を獲得する。姉妹が日本の歌を通して伝えたい思いとは…。

由紀さんの大ファン 市川猿之助さんからも

2014年に由紀さんの歌手生活45周年を記念したコンサートをプロデュースした歌舞伎俳優の市川猿之助さん。きっかけは歌番組で由紀さんの歌を直接聞いてファンになったことから。猿之助さんが演出を手がけたコンサートは、歌舞伎の要素が取り入れられた。その壮大な仕掛けにスタジオも引き付けられた。そして猿之助さんが由紀さんの歌い手としての魅力、姉妹のハーモニーの素晴らしさを独特な形で表現した。その内容に姉妹の表情もほころんだ。

安田祥子 声楽家
由紀さおり 歌手・女優

姉 安田祥子(さちこ) 妹 由紀さおり は子供のころひばり児童合唱団に所属し、童謡歌手として活躍。
その後クラシック界、芸能界へとそれぞれの道へ。
「人を感動させる歌にはジャンルは関係ないでしょう。一緒に歌えないの?」という母の言葉に後押しされ、再び一緒のステージに立ったことがきっかけで、1986年より姉妹のコンサートをスタート。姉妹のコンサート活動は32年目を迎え、先人の残した日本の歌をこどもたちに手渡したいという思いで、活動を続けている。