ミムラが行く ニッポンこころの原風景 空から見た絶景遺産 新宿・浅草・横浜 戦後復興の軌跡を訪ねて

ミムラが行く ニッポンこころの原風景 空から見た絶景遺産 新宿・浅草・横浜 戦後復興の軌跡を訪ねて

お知らせ

【放送日時】
2015年7月12日(日) よる9:00~10:54放送

番組概要

70年前の8月15日…無条件降伏により終わりを告げた太平洋戦争。
それは現代・日本の礎を築く「戦後史」の始まりでもありました。
焼け野原からの復興…右肩上がりの高度経済成長…そして経済大国へと上り詰めていった日本。
先人達は、その歩みをどのような思いで築いていったのか…
今、改めて戦後の歩みを空から巡る旅に出てみませんか?

今回、「戦後史」を見つめ直す舞台は、戦災により焼け野原へと姿を変え、ゼロからの街づくりが行われたわれた4つの地域。ナビゲーター役を務める女優・ミムラさんが復興の歩みを今に伝える建物や街並みを独自の視点で訪ね、知られざる歴史を解き明かしていきます。
そして、番組のもう1つの目線となるのが“鳥から見たような美しい映像”を撮影することの出来る無線操縦ヘリ(マルチコプター)。縦横無尽に空を飛び回り、これまで誰も見たことのない風景と共に戦後70年の軌跡が放ち続ける私たちへのメッセージを映し出していきます。

放送内容

昭和20年8月15日…この日を境に日本中で始まったのは、新たな街づくり。
ミムラさんの旅は、甚大な被害を受けながらも、いち早く復興を遂げた「新宿」から始まります。
乗降客数300万人以上…日本一の巨大ターミナルに成長した「新宿」…その歩みは、駅を中心に東口・西口、それぞれで進められていきました。現在、副都心として都庁などが建つ西口には昔、復興を下支えしたある巨大施設が存在していました。鳥の目線が、その謎に空から迫ります。
そして、東口で出会ったのは“文化発信都市・新宿”を形作ってきた所以ともいえる建物でした。

鳥の目線が次に向かったのは東京大空襲で甚大の被害を受けた「下町・浅草」そこで出会ったのは壊滅的被害を受けた「浅草寺」の復興が、如何になされたのか…その知られざる物語でした。
当時、食べる物にも住む場所にも困る中、なぜ下町の人々は「浅草寺」再建を目指したのでしょうか?
さらに終戦直後より連合国軍の前線本部が置かれた「港町・横浜」を訪ねます。引き上げ船として多くの命を救った「氷川丸」やマッカーサーの執務室が置かれた「ホテルニューグランド」など…鳥の目線で空を巡れば「接収」と「復興」という2つの難題を背負わされた「横浜」が如何にして現在に至るのか…その激動の軌跡が明かされていきます。

そして、最後に巡るのは…戦後、徐々に豊かさを取り戻す中、都心のベットタウンとして開発された「ひばりヶ丘団地」です。東京西部に位置するこの団地には、ご成婚間もなかった天皇皇后両陛下も足を運ばれました。その答えを映し出してくれたのは、空から眺めると星の形をしている不思議な建物でした。そこには当時最先端と言われた暮らしと高度経済成長を支えた人々の笑顔がありました。終戦から70年を迎えた今……
「戦後史」は、私たちに何を語りかけるのか?それは忘れてはいけないニッポン人の歩みでした。