空は歴史を見ていた 桶狭間・蒙古襲来…天気が日本の運命を変えた!?

空は歴史を見ていた 桶狭間・蒙古襲来…天気が日本の運命を変えた!?

番組概要

春夏秋冬…四季に彩られた日本。
古来日本人は「空を見上げて」日々の天気を繊細に感じながら暮らしてきました。
そしてその天気が歴史の転換点に大きく関わってきたのではないか…
そんな仮定から番組はスタートします。

取り上げるのは「桶狭間の戦い」と「元寇・蒙古襲来」です。
歴史的事件を「天気」という視点から見ると、全く新しい事実が見えてきました。
番組では最新の気象データ、歴史研究をもとに改めて日本の転換点となった歴史を読み解いていきます。
「空」は我々日本人の歴史を見続けてきたのです。

放送内容

今回、歴史と天気の関係を解き明かすために旅に出たのは大の”歴史好き“俳優の村上弘明さん。愛知県の「桶狭間」、そして「元寇・蒙古襲来」で戦いが行なわれた福岡県を訪ねました。実際に現地を歩き、その場所の空気に触れることで、歴史と天気の関係の新しい発見があったのです。さらに番組ではゲストに宮崎美子さん、歴史学者、気象予報士の方も迎えて歴史を天気から読み解く楽しさを語り尽くします。

【桶狭間の戦い】
織田信長が今川義元を討った「桶狭間の戦い」。これまで映画やドラマで描かれた通説では大軍で押し寄せる今川義元に織田信長が一か八かの奇襲をかけ、雨が降った事もあり、運が味方して勝利することができたとされてきました。今回、村上弘明さんは決戦の地、桶狭間に向かって織田信長が進軍したルートを実際に歩いて取材しました。すると桶狭間と天気の意外な関係を発見。そこから見えてきた織田信長の戦略とは…。

【元寇・蒙古襲来】
元が2度にわたって大軍で押し寄せてきた元寇・蒙古襲来。2度とも「神風」が吹いて日本を救ったとされてきました。激戦の地となった博多の街を訪れた村上弘明さん。およそ700年以上も前に起きた戦いですが、今もいたるところにその痕跡が残されていました。戦いの舞台を検証しながら見えてきたのは日本の武士たちの奮戦ぶり。果たして「神風」とは何だったのか?最新の気象データも使い日本を救った「神風」の実像を読み解きます。

【出演者】
村上弘明、宮崎美子、多賀譲治(歴史学者)、
喜田 勝(ウェザーニューズ・気象予報士)、紀 真耶(テレビ朝日アナウンサー)