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#2

命を救う!スゴ腕ドクター2
~子宮がん・肝臓がん・腰痛~

患者のために全力で闘う“スゴ腕のスーパードクター”たちに密着!
子宮がん、肝臓がん、腰痛…中高年になると、命を脅かすさまざまな病気がある日突然襲いかかります。重い病気になった時、頼りになるのが、患者のために闘う医師たち。命を救うため、日々全力を尽くしています。
そんな医師の中には、卓越した技術を持つ“名医”がいます。神の手を持つといわれる「子宮がん治療」のスゴ腕ドクター。最先端治療を行う「肝臓がん」の名医。腰痛を治すスゴ腕ドクター。患者のために全力で闘う“名医”たちに密着します


 

「子宮がん」から女性たちを救う! 神の手を持つスゴ腕ドクター

◆がん研有明病院 金尾祐之婦人科副部長

「子宮がん」には子宮本体にできる「体がん」と子宮の下の入り口にできる「子宮頸がん」があり、毎年2万4000人ほどが新たに子宮がんと診断されています。
特に「子宮頸がん」は働き盛りであり、また子育て世代である20~40代に多く、命はもちろん、子供を産み、育てるという女性とって大切な幸せを奪いかねないがんなのです。
そんな「子宮がん」の治療で“神の手を持つといわれる名医”がいます。
これまでに2800件を超える手術を行ってきた、がん研有明病院 金尾祐之婦人科副部長。
金尾先生は「子宮がんは特に女性にとって自分を犠牲にしている時期にかかることが多い。
だからこそ手術でちゃんと治してあげないといけません」と言います。
今でも手術のある日は40分かけて自宅で器具を使いその日のシミュレーションを行い、完璧なイメージを作って手術に向かいます。
子宮を無くしてしまうことは女性にとって切実な問題です。金尾先生はそういった女性の相談にも乗っています。また施設としてもがん切除後のリンパ浮腫などきめ細やかな対応をしています。「神の手」の子宮がんの最先端治療と、がん治療のその後に迫ります。


 

「肝臓がん腹腔鏡手術」 患者が驚く肝臓がん手術の名医

◆慶應義塾大学病院 阿部雄太講師
肝臓がんと言えばこれまでB型C型肝炎ウィルスが原因で、これは薬によって治療できるようになってきました。実際2000年ころを境に減少傾向にはありますが、未だに年間約30000人がこの病気で命を落としています。 それは、脂肪肝などが原因で肝臓がんになる人が増加しているためです。 脂肪肝は自覚症状がないため、がんが巨大化して見つかることが多いのです。また肝臓は血液が集まる臓器で手術が難しいため患者に負担の少ない腹腔鏡手術を行う施設、医師が少ないのです。 そんな中、肝臓がんの腹腔鏡手術の第一人者が慶応大学病院の阿部雄太講師です。

阿部講師の座右の銘は「反省すれども後悔せず。」悔いを残さないため、手術前、がんの状態はもちろん、どのルートで病巣を切除するかなどスタッフと5時間にわたるミーティングを行います。がんは一生に関わる病、それにより安全で完璧な治療が可能なのです。
若き天才外科医阿部講師が挑む最先端の肝臓がん手術に迫ります。


 

「激増!しつこい腰痛を治す」 スゴ腕ドクター

◆防衛医科大学校病院 細金直文講師
たくさんの日本人が悩む「腰痛」。
これには「椎間板ヘルニア」「脊椎圧迫骨折」「脊椎すべり症」など原因となる病気があります。
そんな中、最近急増しているのが「脊柱側弯症」という背骨が曲がってしまう病気です。
この病はひどくなると、激しい腰痛を伴い、また背骨が曲がってしまうため歩けなくなったり日常生活に支障をきたすことが多いのです。
この「脊柱側弯症」以前は子供に多くみられるものでしたが、最近では60~70代の高齢者に増えています。高齢者の場合、保存療法で長期入院となると、痴呆やねたきりの問題を引き起こしことも少なくありません。

この脊柱側弯症を積極的に手術しているのが防衛医科大学校病院の細金直文講師です。
高齢者の場合、加齢により背骨が変形していたり、骨粗しょう症などで骨が弱くなっていることもすくなくありませんそこで細金講師は2度に分け手術を行っています。
最初の手術では小さな穴を開け、背骨を固定し1週間後の手術で金属の棒で背骨の曲がりを矯正し、治すのです。
お年寄りが今後も元気で暮らすための手術とは!?敏腕ドクターに迫ります。