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#7

命を救う!スゴ腕ドクター7

がん研究センター東病院。
増加するがん患者への対応と新しいがん医療の創出を目的に1992年に千葉県柏市に設立され、今では年間8,000人を超える新しい患者がかかる国内トップクラスのがん専門病院。
この病院でがんと闘うスゴ腕ドクターに密着!


 

「何とか患者を助けたい」 木下敬弘 胃外科長

がんセンター東病院を受診するのはもちろん、早期がんの患者ばかりではない。木下医師は胃の進行がんの患者に対し腹腔鏡を用い、胃の全摘出手術が出来る日本でも数少ない医師の一人だ。また、がんが見つかった時、すでに広がっていて手術の対象にならないケースもある。木下先生は内科や放射線科と協力し、抗がん剤、放射線治療を行い、がんを小さくし、手術に持っていくケースも少なくない。


 

「ここでしか出来ない事がある」大腸がん 伊藤雅昭 大腸外科長

大腸がんで特に多いのが「直腸がん」である。直腸がんの場合、肛門に近いと人工肛門になってしまうばかりか、下半身に走る様々な神経を傷つけてしまう事もある。伊藤医師は肛門からの内視鏡と腹腔鏡を同時に使うことにより、肛門の機能を温存し(肛門から約2cmなら温存)、しかも神経を傷つけにくい方法で手術行っている。
また、アメリカで開発された手術支援ロボット「ダヴィンチ」は使われる施設も多くなってきているが、2億円と高価だ。そのため、伊藤医師は日本のベンチャー企業と協力しより安価な手術支援ロボットの開発も行っている。


 

「横のつながりで患者を救え」後藤田直人 肝胆膵外科長

大病院になれば、自らの科で患者を囲い込むことも少なくない。しかしがんセンター東病院では横のつながりは当たり前だ。
肝胆膵外科長、後藤田医師は腹腔鏡の肝切除の第一人者である。
大腸がんは肝臓に転移することが多いがこちらでは大腸がんチームと同時に転移したがんの手術を行う。腹腔鏡で開ける穴も共有できそれだけ患者に負担がかからない優しい手術だ。


他にも
患者にほとんど負担がかからない陽子線治療。アデノウィルスを使った新薬の治験などがん治療最前線を紹介する。