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#23

命を救う!スゴ腕ドクター23
~大腸がん・肝臓がん・顔の痛み~

患者のために全力で治療にあたる“スゴ腕ドクター”に密着するシリーズ第23弾!
今回はダビンチと呼ばれる手術ロボットで肛門を温存したまま直腸がんを切除する医師や、最先端の「80列マルチスライスCT」と呼ばれる最新の装置使い、多くの大腸がんを早期発見する病院、これまで開腹して手術をしなければならなった肝臓がんを内視鏡を使って治療する医師、目や口元などが小刻みに震える「顔面けいれん」や顔に激しい痛みを起こす「三叉神経痛」の名医に密着

 


■大腸がん
東京医科歯科大学医学部附属病院  大腸・肛門外科
絹笠祐介医師


すべてのがんの中で患者数が最も多い「大腸がん」。患者数はおよそ29万人。年々、増加している。※1
中でも肛門の近くにできる直腸にできる直腸がんは、手術で肛門を失うことがあり、人工肛門をつけて生活しなければならない患者も多い。
東京医科歯科大学医学部附属病院の絹笠医師は、最新のロボット手術で肛門を残す大腸がん治療のエキスパートだ。
これまでの手術件数は、800件以上と国内最多を誇る。
手術ロボットダ・ヴィンチを駆使して、肛門を温存したまま直腸がんを切除する絹笠医師のスゴ技を取材した。
さらに、大腸がんの新しい検査が登場している。
愛知県一宮市 山下病院では全国に先駆けて「大腸CT検査」を導入。
大腸がんの検査は肛門から内視鏡を入れる検査が一般的だが、「痛い」「恥ずかしい」といった理由から検査をためらう人も多い。
この新しい検査は、最新のCT装置で撮影した大腸の内部をよりクリアな3Dの立体画像で観察できる「80列マルチスライスCT」という装置。内視鏡を使わないため、痛みや苦痛がなく、大腸がんを早期に発見できる。
※1 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/05.pdf


■肝臓がん
新東京病院 消化器外科
本田五郎医師

自覚症状がないまま進行する沈黙の臓器「肝臓がん」。
患者数は、3万7000人を超える。※2
新東京病院消化器外科の本田医師は、肝臓がんを体に負担の少ない内視鏡で治療するエキスパートだ。
これまで開腹して手術をしなければならなった肝臓がんも腹腔鏡と呼ばれる内視鏡を使って治療する。
これまでに腹腔鏡を使った内視鏡手術を450件以上行ってきた。
肝臓がんから多くの患者を救う本田医師のスゴ腕を取材した。
※2 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/short_pred.html

 


■顔の痛み(三叉神経痛)・顔面けいれん
三井記念病院 脳神経外科
尼崎賢一医師

目や口元などが小刻みに震える「顔面けいれん」や、顔に激しい痛みを起こす「三叉神経痛」。
詳しい要因は不明だが、脳の血管が神経を圧迫することで起こる病だ。
食事も取れないほど悪化し、日常生活に苦しむ患者も追い。
三井記念病院の尼崎医師は、こうした病気を治すエキスパートだ。
年間150件以上の手術を行い多くの患者を救っている。
尼崎医師が行うのは、耳の後ろに小さな穴を開け、病気の原因となっている血管を神経から離すという難しい手術。
全国から患者が集まる尼崎医師のスゴ腕を取材した。